積立NISAとiDeCoは、長期的に資産形成をするための制度です。
積立NISAは、毎年40万円までの投資信託の積立が非課税になる制度で、20年間利用できます。
iDeCoは、個人型確定拠出年金のことで、毎月の掛金が所得控除される制度で、60歳から受け取れます。
どちらも税制優遇がありますが、それぞれに適した投資信託があります。
私は2017年ごろから投資信託での運用を始め、現在は約350万円の投資信託、ETFを含めると1,200万円を運用しています。今回は私が実際に運用している積立NISAとiDeCoで運用している投資信託2つを紹介します。
さらに、投資信託を活用して資金効率を上げる方法も紹介しています。この記事をこれまでの投資信託の運用方法をガラッと変えるキッカケになるかもしれません。
積立NISAとiDeCoで運用するおすすめの投資信託
投資信託やETFを最大限活用して資金効率を上げる方法
- 手数料などの数値は2022年1月23日時点、私が実際に利用しているSBI証券の数値を引用しています。
- 本記事は私が実際に運用・おすすめしている銘柄を紹介していますが、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。
- 画像はタップして拡大できます。
- 本ブログの運用実績に偽りはありませんが、その他の投資に関する情報は個人的見解を含みます。投資に関する決定は自らの判断と責任で行っていただきますようお願いします。
積立NISAとiDeCoのおおすすめ投資信託と積立状況
まずは結論から。私は積立NISA、iDeCo、特定口座でインデックス運用をしており、そのおすすめ投資信託と積立状況はこちらです。
口座 | ファンド | 積立状況 |
---|---|---|
積立NISA | ニッセイ外国株式インデックスファンド | 年40万円(満額) |
iDeco | SBI全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま) | 月1万2千円(満額) |
特定口座 | 野村外国株式(2513)又はMX海外株式(1550) | 月10万円 |
積立NISAとiDeCoは投資信託で各一銘柄ずつのシンプル運用にしています。私の投資信託の選び方は次の記事で紹介しています。
特定口座では、投資信託でなくETFによるインデックス投資を行っています。

積立NISAとiDeCoのおすすめ投資信託の概要
積立NISAのおすすめ投資信託
積立NISAでは<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド1本を運用しています。

積立の目的は子どもの教育資金に充てるためです。



どんな投資信託なの?
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
-
- 日本を除く主要先進国の株式に投資することによりMSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指す。
- 売買手数料:ノーロード
- 信託報酬:0.1023%以内
- 信託財産留保額:なし
- 解約手数料:なし
- MSCIコクサイ・インデックス
-
「MSCIコクサイ・インデックス」はMSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が提供する世界の株式を対象とした指数で、MSCI All Country World Index (ACWI:アクイ)から、新興国と日本を除外したもの(先進国から日本を除外したもの)。
具体的には
- 先進国23か国から日本を除く22か国で構成
- 大型株・中型株1,318銘柄(※)が時価総額(価格×流通株数)の大きい順で組み込まれている
参照元:楽天証券
これまで解約せずに生き残ってきた、我が家の複利運用の核です。
最近ではどのインデックスファンドでも信託報酬は低いですが、低い信託報酬の先駆けと言えるため信頼しています。



eMAXIS Slimの方が信託報酬が低いんじゃないの?



ここまでくると大差ないため乗り換えるほどではありません。
iDeCoのおすすめ投資信託
iDeCoではSBI全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)一本で運用しています。



積立の目的は老後資金と毎年の所得控除です。



こっちはどんな投資信託なの?
- SBI全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)
-
- 3つのETFで全世界株式に投資しており、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目指す。
- 売買手数料:ノーロード
- 信託報酬:0.0682%(実質的な信託報酬:0.1102%)
- 信託財産留保額:なし
- 解約手数料:なし
SBI・全世界株式インデックス・ファンドの仕組み(引用元:目論見書)
- FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
-
「FTSEグローバル オール・キャップ インデックス」はFTSE社が開発した指数で、全世界の大型、中型、小型株の市場の動きを表す指数です。先進国株式及び新興国株式が対象とする。
具体的には
- 49の先進・新興国市場
- 16,000銘柄を超える大型株、中型株、小型株
- 世界の時価総額の約98%をカバー
参照元:公式サイト
次の記事でiDeCoで運用できるおすすめの全世界株式インデックスファンドを比較しています。
特定口座のおすすめ投資信託
我が家では子どもの教育資金を積立NISAで用意するようにしています。



でも積立NISAだけで教育資金貯めれるの?



私立大学理系だと足りないかも・・・
そこで、特定口座でも投資信託を購入することとしています。投資信託と言ってもETF(上場投資信託)です。
銘柄は「野村外国株式」(2513)又は「MX海外株式」(1550)を積立購入しています。



どちらもニッセイ外国株式インデックスファンドと同じく、MSCIコクサイ・インデックスをベンチマークとしています。



どうして投資信託じゃなくてETFで積立するの?自動で積立もできないじゃない。
ETFであれば「代用する」という仕組みを使って、資金効率を上げることができるからです。インデックス投資だから放置!ではなく、活用してさらに利益を上げます。
次の記事で詳しく紹介しています。
投資信託とETFの違いは次の記事で紹介しています。
米国株(S&P500など)1本にしない理由
「アメリカの経済成長率が最も高い、不景気からの復帰が早い、投資家保護の制度が整っている」といった理由で、S&P500などのアメリカ株式をベンチマークとする投資信託1本という方もよくいらっしゃいます。



確かにここ数年のアメリカ市場の株価上昇は素晴らしいものがありますが、いつまで続くかは誰にも分からないことです。



とくにここ最近のNYダウやNASDAQの値動きを見ると、米国1本にしておくとちょっと不安ね。
為替ヘッジの活用方法
投資信託において、為替ヘッジは無ししかない商品と、有り無しの両方ある商品があります。基本的にはヘッジ無しがベターです。
次の記事でヘッジ有無の運用について紹介しました。
積立NISAとiDeCoのおすすめ投資信託の運用実績



推しのファンドは分かったけど、これまでの成績はどうなのよ?



時期によって含み損益は変わるけど、長期だと安定して増えているよ。
直近の運用実績はこちらで紹介しています。


積立NISAとiDeCoのおすすめ投資信託までの経緯
これまで積立していた投資信託の確定損益はこちらです。
区分 | ファンド | 確定利益 |
---|---|---|
特定口座 | ニッセイ外国株式インデックス | 444,046円 |
特定口座 | eMAXIS Slim 先進国リートインデックス | 122,995円 |
特定口座 | eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 2,959円 |
特定口座 | One-企業価値成長小型株ファンド | 54,710円 |
特定口座 | eMAXIS Slim 8資産均等 | 277,188円 |
特定口座 | その他 | 55,726円 |
iDeCo | セゾン・グローバルバランスファンド | 155,544円 |
iDeCo | セゾン資産形成の達人ファンド | 66,662円 |
合計 | 1,092,876円 |
これまで右往左往してきたことが分かりますが、やっと自分の投資スタイルが確立してきました。



特定口座の運用を時期で分けると次のようになります。
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)・・・7割
- ニッセイ外国株式インデックスファンド・・・3割
eMAXIS Slim バランス(8資産均等)の確定利益=277,188円
eMAXIS Slim バランス(8資産均等)を次の記事で紹介しています。
- ニッセイ外国株式インデックスファンド・・・80%
- 企業価値成長小型株ファンド(愛称:眼力)・・・5%
- eMAXIS Slim新興国株式インデックス・・・5%
- eMAXIS Slim先進国債券インデックス・・・定額100万円
- eMAXIS Slim先進国リートインデックス・・・5%
- 仮想通貨・・・5%(投資信託と同じポートフォリオに含めるつもりだった)
企業価値成長小型株ファンド(眼力)の確定利益=54,710円
eMAXIS Slim 先進国債券の確定利益= 5,865円
- ニッセイ外国株式インデックスファンド・・・85%
- eMAXIS Slim新興国株式インデックス・・・10%
- eMAXIS Slim先進国リートインデックス・・・5%
eMAXIS Slim新興国株式インデックスの確定利益=2,959円
eMAXIS Slim先進国リートインデックスの確定利益=122,995円
最終的には、特定口座のニッセイ外国株式インデックスも全て売却し、444,046円の利益を確定しました。



iDeCoのこれまでの運用はどうだったの?
iDeCoは当初「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」7割と「セゾン資産形成の達人ファンド」3割で運用していました。



現在は先ほど紹介したとおり、SBI全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)にスイッチングしています。
スイッチングした経緯は次の記事で紹介しています。



積立NISAのこれまでの経緯は?



積立NISAだけは最初から今までニッセイ外国株式インデックスファンドを継続しています。
そして、現在の最終形の運用を再掲しておきます。
口座 | ファンド | 積立状況 |
---|---|---|
積立NISA | ニッセイ外国株式インデックスファンド | 年40万円(満額) |
iDeco | SBI全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま) | 月1万2千円(満額) |
特定口座 | 野村外国株式(2513)又はMX海外株式(1550) | 月10万円 |



積立額の何割とか考えずシンプル運用で気分もすっきりね。
まとめ
今回はおてぴが実際に運用している積立NISAとiDeCoのおすすめ投資信託を紹介しました。



これまでころころとポートフォリオを見直してきたね。



今思うと、ころころ変えるのは本当に神経すり減らすだけでした。
投資信託を始めようという方、ポートフォリオを見直そうとしている方、少しでも皆さんの参考になればと思います。私はこれからも運用実績を継続して紹介していきます。
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