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eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を解約した理由-よりよい投信の選択

投資信託の中でも、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は一定の人気を誇る商品の一つです。
しかし、私は4年間運用していたこの商品から手を引くことを決断しました。主な理由は、株式のみに比べ利回りが低い、市場規模に関わらず同割合の分散投資、どの資産クラスで利益が出ているか把握しづらい、現金や個別株を含めたポートフォリオを考慮しづらいなどです。
今回は、私がeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を解約するに至った理由と、その結果について詳しく説明していきます。
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を解約する理由
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)のメリット・デメリット
この記事を書いている人

- メインは代用有価証券FX×ETF積立で1,500万円運用
- 積立NISA、iDeCo、暗号資産積立など分散投資
- 元税務署職員/FP2級
- 30代夫婦・2人の子ども/持ち家ローン有り
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- 本ブログの運用実績に偽りはありませんが、その他の投資に関する情報は個人的見解を含みます。投資に関する決定は自らの判断と責任で行っていただきますようお願いします。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の解約を考えた理由

私は2021年に入り、4年間運用していたeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を解約しました。

覚悟はしていましたが、解約の理由は先進国株式に比べ利回りが低かったことです。
私が2017年~2021年途中まで運用していた投資信託は、次の2つです。
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)・・・7割
- ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド・・・3割



コアがeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)、サテライトでニッセイ外国株式インデックスファンドだね。
運用結果は次のようになりました。
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※eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)解約後のニッセイ外国株式インデックスファンドの購入が含まれているため、7:3にはなっていません。



順調にリターンが出ていて、こんなに増えるのか!って感動ね!!



しかし、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)が年利3.2%に対し、ニッセイ外国株式インデックスファンドが年利8%、、、
しだいにこの配分でいいのかと悩むようになりました。
そこで、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の内容を整理することとしました。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)のメリット・デメリット


メリット
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)のメリットは次のようになります。何と言ってもこれ一本で幅広く分散投資できることです。
- これ1本で先進国株式、日本株式、新興国株式、先進国債券、日本債券、新興国債券、国内リート、先進国リートに12.5%ずつ分散投資できる。
- 自分でリバランスする必要がなく、ファンド会社が自動でリバランスを行ってくれるため、手間が全くかからない。
- 売買手数料:ノーロード
- 信託報酬:年0.143%以内(受益者還元型信託報酬)で個別のインデックスファンドを組み合わせるよりも低い。
ファンドの純資産総額に応じて | 信託報酬率(税込 年率) |
---|---|
2,500億円未満の部分 | 0.14300% |
2,500億円以上5,000億円未満の部分 | 0.14289% |
5,000億円以上の部分 | 0.14278% |
デメリット
十分魅力的な投資商品であるeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)ですが、いくつかのデメリットが存在します。
- 市場規模の大小にかかわらず同割合の分散投資
- どの資産クラスで利益が出ているか把握しづらい。
- 現金や個別株を含めたポートフォリオを考慮しづらい。
個別に見ていきましょう。
市場規模の大小にかかわらず同割合の分散投資
「国内リート」や「新興国債券」のような市場規模が小さい資産クラスを「先進国株式」や「先進国債券」のような市場規模が大きい資産クラスと同じ割合で組み入れています。



メリットの裏返し!相対的に、市場規模の小さい資産クラスの割合が大きくなってしまうね。



特に、日本と新興国の債券・株式、国内リートの割合は下げたいところです。
ただし、下図のとおり、資産クラスが同割合であっても過去のデータからすれば十分なリターンが発生しうることは事実です。
どの資産クラスで利益が出ているか把握しづらい
ファンド会社が自動でリバランスを行ってくれるためどこで利益が出ているのかは、レポートなどを見ないと把握できないです。



これもメリットの裏返しね。
現金や個別株を含めたアセットアロケーションを組みづらい
資産運用においては、リスク管理する上でアセットアロケーション(現金、先進国株式、先進国債券などの割合)が大事です。



現金や個別株を持っている場合、それらを加味した上する必要があるけど、バランス型の場合それが難しいね。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の解約前に気を付けること


メリットも十分のeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)ですが、これらのデメリットを考慮し、我が家ではeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を解約することに決定しました。
解約して、新しくアセットアロケーションを考える上で気を付けるべきことを挙げておきます。
株式・債券・REIT・現金の割合をどうすべきか自分で考える必要がある。
これまでファンド会社が決まった割合で運用し、リバランスを自動でやってくれていました。



解約するということは、それらを自分でやる必要がでてきます。
私のポートフォリオの考え方、実際に運用している投資信託は次の記事で紹介しています。
投資信託の利回りを上げる方法
自動で入金、積立ができる投資初心者の味方である投資信託ですが、日々の利益を享受できないのがたまに傷です。
投資信託ほどのほったからしはできませんが、ほぼ同じ投資商品であるETF(上場投資信託)にすることで月1.5%の利回り、毎月の出金も狙える方法があります。
私の資産運用はほぼこれに充てています。こちらで詳しく紹介しています。


まとめ


eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)のメリット・デメリットを含めたまとめです。
- 投資初心者には手軽に分散投資できるため、おすすめ。
- 市場規模に関わらず一定割合である。現金や個別株を含めたポートフォリオを考慮しづらい。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を運用している方、検討している方の参考になれば嬉しいです。
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