この記事では代用有価証券FXができるFX会社を徹底比較します。
代用有価証券FXができる会社の特徴はそれぞれ違うため、自分に合ったFX会社を選びましょう。
代用有価証券FXをどこのFX会社でやるか悩んでいる。
代用有価証券FXができる会社を比較したい。
代用有価証券FXの概要はこちらで紹介しています。

私自身、代用有価証券FXで運用しています。
最新の運用実績はこちらをご覧ください。

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- 本ブログの運用実績に偽りはありませんが、その他の投資に関する情報は個人的見解を含みます。投資に関する決定は自らの判断と責任お願いします。
代用有価証券FXができるFX会社を一覧で比較
まずは結論から。

代用有価証券FXができる会社の比較表がこちらです。
項目 | SBI FX α | DMM FX | マネパ | auカブコム |
---|---|---|---|---|
含み損への代用 | ||||
決済した損金への代用 | ||||
通貨ペア数(10,000通貨) | 28 | 21 | 28 | 19 |
通貨ペア数(1,000通貨) | 6 | なし | なし | 19 |
スワップ | ||||
代用のまま売却 | ||||
スプレッド | ||||
入出金 | ||||
サイト・アプリ・サポート | ||||
投資信託の利用 | ||||
両建てポジション証拠金 | 大きい方のみ | 両方 | 大きい方のみ | 大きい方のみ |
では、代用有価証券FXをどのFX会社で行うのがベストなのか一緒に検討していきましょう。
代用有価証券FXができるFX会社の比較項目



かなり個人的見解を含んでいます!



そんな堂々と言わなくても。
代用有価証券FXをどこで行うのか、選ぶ上で重要な項目は次の3点です。
- 代用有価証券FXをするのに現金が必要か。
- 1,000通貨単位(少額)か10,000通貨単位(多額)か。
- スワップを重視するか。



他の項目はいいの?



他の項目も大事だけど、この3点はそもそも代用有価証券FXを続けていくことができるか大きく影響する部分です。
比較表には他の項目も載せています。
- 株式を代用のまま売却できるか。
- スプレッドが小さいか。
- 無料で入出金できる金融機関は。
- サイト・アプリは使いやすいか。
もちろん、これらの内容も人によって重視すべきものがあるかもしれません。
しかし、最初に挙げた3つの項目に比べると、我慢できる内容であったり、多少手間はかかるもののどうにかできる内容です。



どのFX会社か悩んでいる方は、まずは現金要否、取引単位、スワップをどうしたいか検討しよう。
重要な項目から順にひとつずつ、FX会社ごとにどう違うのか見ていきましょう。
代用有価証券FXができるFX会社を徹底比較
現金の要否
代用有価証券FXをする上でまず比較したいのが、現金の要否。
各社の現金要否をまとめると次のようになります。
DMM FX | マネパ | auカブコムFX | SBI FX α | |
---|---|---|---|---|
含み損への適用 | ||||
決済した損金への適用 |



代用有価証券FXって、株式があれば現金なしでFXできるんじゃなかったの!?



そう謳っているように見えるけど、全社現金不要ということではないんだ。
どの会社も、株式評価額の70%を証拠金に利用できると謳っています。
しかし、重要なのは次の2点です。
- FXの含み損にもその証拠金を適用できるか。
- FXのポジションを決済した損金にも適用できるか。



どういうこと??
代用している株が1,000万円(証拠金は70%の700万円)、現金0円の場合で考えましょう。
①FXの含み損にもその証拠金に適用できるか。
これは、FXでドル/円で130円の買いポジションを持っていて、為替レートが129円になった場合、入金がいるかという問題です。
適用できるのであれば、現金は不要です。
逆に適用できないのであれば、いくら株を代用していたとしても入金が必要ということになります。
②FXのポジションを決済した損金にも適用できるか。
これは、先ほどの例で決済をしたらどうなるかという問題です。
適用できるのであれば、口座がマイナスになったとしても、現金を入金する必要がありません。
逆に適用できないということは、口座のマイナス分だけは現金の入金が必要ということになります。



ここで先ほどの表をもう一度見てみるよ。
DMM FX | マネパ | auカブコムFX | SBI FX α | |
---|---|---|---|---|
含み損への適用 | ||||
決済した損金への適用 |
最も現金同様に扱ってくれるのは、DMM FX、次点がマネーパートナーズです。
違いは、マネーパートナーズの場合受入証拠金のマイナスが純資産総額の1/2以下にしておく必要があります。
auカブコム証券FXは、口座のマイナスに対しては入金が必要です。
SBI FX αは、含み損に対しても入金が必要となっています。



詳しくはこちらの記事で紹介しています。


>>スワップ・使いやすさ抜群<<
取引単位
次に比較したいのが、取引単位(1,000通貨単位か10,000通貨単位か)です。
項目 | SBI FX α | DMM FX | マネパ | auカブコム |
---|---|---|---|---|
通貨ペア数(10,000通貨) | 28 | 21 | 28 | 19 |
通貨ペア数(1,000通貨) | 6 | なし | なし | 19 |
マネーパートナーズには、10,000通貨のマネーパートナーズFXとは100通貨のマネーパートナーズFXnanoがありますが、代用有価証券FXは10,000通貨でしか利用できません。



1,000通貨単位でならSBI FX α、auカブコムFXのどちらかです。



10,000通貨単位でもいいなら4社どれでもいいね。
注意したいのは、代用有価証券FXでは証拠金として利用できるのは、株式評価額の7割という点。
10,000通貨ではポジション証拠金も多く必要となります。
思っていたよりもポジションを持つことができない!なんてことのならないようにしたいところです。



もうちょっと具体例出してよ。



具体的にどの程度の取引が可能か試算してみよう。
50万円分の株式等を保有、米ドル/円の取引がどのくらいできるか。
50万円の株式等を全額代用したとすると、証拠金は70%の35万円です。
米ドル/円=130円で仮定すると、
(1,000通貨の場合)
130円×1,000通貨÷25倍=5,200円で1ポジション持つことができるため、
証拠金350,000円÷ポジション証拠金5,200円≒67ポジション程度の取引が可能です。
(10,000通貨の場合)
130円×10,000通貨÷25倍=52,000円で1ポジション持つことができるため、
証拠金350,000円÷ポジション証拠金52,000≒6ポジション程度の取引が可能です。
※ 実際には、ここまでフルポジだとすぐにロスカットになるためもっと余裕が必要です。



結局どっちがいいのよ。



取引単位は、その人の資産額や取引方法である程度決まってくるよ。
裁量トレードであれば、6ポジションをフル活用すれば問題ないという人もいるでしょう。
つまり、1,000通貨でも10,000通貨でも構わないため、代用有価証券FX会社4社から選択できます。
裁量でなく、トラリピでのトレードを考えているならある程度のポジションを持つことが前提になります。
10,000通貨単位だと最大6ポジション程度しか持つことができないため、物足りないと感じる人もいるかもしれません。
設定するトラップ幅にもよりますが、仕掛けたレンジを出てしまいリピートできないという事態も起こる可能性は高くなります。
自分の資産額や取引方法と相談しながら、自分に合った取引単位を考えましょう。
>>少額から始めたいなら<<
スワップ
スワップも運用方法によっては重視すべき内容になります。
スワップは条件がいいに越したことはありませんが、FX会社によって力を入れる箇所が異なるため、FX会社によっていい悪いが分かれます。
まずは代用有価証券FXができるFX会社の主な通貨ペアのスワップを比較しておきましょう。





スワップがいいのはSBI FX αとDMM FXだね。



逆にスワップに力を入れていないのは、マネーパートナーズとauカブコムFXです。
ただ、スワップがよくないからと言ってマネーパートナーズとauカブコムFXを選択肢から外す必要はありません。
自分がしようとしている取引方法によって重要度が異なります。
スワップはポジションをロールオーバーする(日をまたぐ)ときに発生します。



裁量トレードで日またぎをあまりしないなら気にしなくていいね。



トラリピで数か月以上ポジションを持ったままになるような場合、スワップはとても重要です。
続いて重要としたもの以外の項目も見ていきましょう。
>>ット証券No1の呼び声<<
代用のまま売却の可否
代用有価証券FXをしている場合で、証拠金維持率をギリギリで運用しているときに重要なのが、株式等を代用したまま売却ができるかです。
項目 | SBI FX α | DMM FX | マネパ | auカブコム |
---|---|---|---|---|
代用預かりのまま売却 |
代用したまま売却することができないデメリットは次の2点です。
- いちいち代用預かりを解除する手間が発生する。
- 代用預かりを解除する必要があるため、FXにおける証拠金が少なくなる。
1つ目は、容易に想像できると思いますが、株式等を頻繁に売買する場合だと、いちいち代用を解除するのはなかなかの手間です。
2つ目は、代用預かりを解除するということは、その分FXの証拠金が少なくなるということです。



どういうこと??
株式評価額50万円を代用していた場合、70%の35万円を証拠金として利用しています。
代用を解除するということは、その35万円分の証拠金が解除されます。
証拠金維持率に余裕をもっていないと、追加入金やロスカットに気を付ける必要があります。



株を売った後にすぐにそのお金をFXに移せばいいんじゃないの?



それはできないんだ。
なぜなら、売却代金の受け渡し日は3営業日後だからです。
3営業日後にならないと、FXに売却代金を移せないのです。



代用したまま株式等を売却できるのは、SBI FX α、DMM FX、マネーパートナーズね。



残念ながらauカブコム証券FXは代用のまま売却できないよ。
>>約定力、連続予約注文に定評<<
スプレッド
代用有価証券FXができるとは直接的に関係はありませんが、スプレッドも比較しておきます。
代用有価証券FXが可能な4社の主な通貨ペアのスプレッドを比較してみました。





僕は手動トラリピのため取引量が多くありません。
大したことは言えません!



なぜか強気ね。
1日に何度も取引するスタイルの場合は1回の取引では小さな差であったとしても、トータルで大きな差になってしまいます。



ちょうだいよ、具体例。
スプレッドがどのくらいの影響か。
例えば、DMM FXとマネーパートナーズで米ドル/円の取引をする場合を比較してみましょう。
DMM FXのスプレッドは0.2銭、マネーパートナーズのスプレッドは0.3銭です。
(1日に10回取引を20日間行った場合)
DMM FXの場合、0.2銭(0.002円)×10,000通貨×10回×20日=4,000円
マネーパートナーズの場合、0.3銭(0.003円)×10,000通貨×10回×20日=6,000円
差は2,000円ということになります。



思ったより大きくないわね。



取引量が多くなるほどスプレッド差は無視できなくなるね。
逆に1日に1~2回しか取引をしないのであれば気にするほどでもないことがお分かりいただけるかと思います。
つまり、自分の取引スタイルに応じて重要度が変わってきます。
入出金
次に入出金について見ていきましょう。
取引していくに当たって入金は必ず必要になってきます。



いちいち入金に手数料がかかったらもったいない。



FX会社が提携している無料で入出金できる銀行口座は持っておこうね。
インターネットバンキングであれば、24時間利用でき、即座に口座に反映できます。
FX会社ごとに提携しているインターネットバンキングを利用できる金融機関数を確認してみます。
SBI FX α | DMM FX | マネパ | auカブコムFX | |
名称 | 即時入金 | クイック入金 | クイック入金 | ネット振込 |
提携金融機関 | 13 | 340 | 8 | 5 |
DMM FXが圧倒的に利用できる金融機関が多いことが分かります。
ただし、だからDMM FXすべきと言いたいわけではありません。
即時入金できる銀行口座を持っているのであればどのFX会社を使っても同じです。



FX会社を選ぶ上では、これまでに紹介した項目から比較検討しましょう。



持っていなければ口座開設すればいいだけよね。
サイト・アプリ・お客様サポート
必須ではないものの、サイトやアプリは使いやすくあってほしいところです。



サイトやアプリの使いやすさは人によって感覚が異なるため、必ず自分で見てみましょう。



分からないことがあった場合のサポートも多少は充実していてほしいね。
個人的には、DMM FXがシンプル、スタイリッシュ、見やすいと感じています。
また、24時間お客様サポートといサイトで謳っており好感が持てます。
ただし、人それぞれ好みがあるでしょうし、必須な項目ではないでしょう。
>>スワップ・使いやすさ抜群<<
投資信託の利用
投資信託の利用ができるのは代用有価証券FXができる4社の中でauカブコムFXだけです。
ただし、投資信託を利用できるのは多くの方が選択している分配金再投資では利用できません。



auカブコムFXで代用有価証券FXを利用するのであれば、配当再投資でなく一般型で購入しましょう。
既にどこかの証券会社で多額の投資信託を一般型で保有しているなら移管するという手もあります。
しかし、これから購入して代用有価証券FXに利用したいということであれば、投資信託でなくETFにすることでauカブコムFX以外も選択肢にすることができます。



おてぴは投資信託でなくETF購入で、スワップ有利なDMM FXを利用しています。
>>少額から始めたいなら<<
両建てのポジション証拠金



両建てのポジション証拠金については次の記事で詳しく紹介しています。


まとめ
今回は、代用有価証券FXが利用できるFX会社を徹底比較していきました。
比較した表を再掲しておきます。
項目 | SBI FX α | DMM FX | マネパ | auカブコム |
---|---|---|---|---|
含み損への代用 | ||||
決済した損金への代用 | ||||
通貨ペア数(10,000通貨) | 28 | 21 | 28 | 19 |
通貨ペア数(1,000通貨) | 6 | なし | なし | 19 |
スワップ | ||||
代用のまま売却 | ||||
スプレッド | ||||
入出金 | ||||
サイト・アプリ・サポート | ||||
両建てポジション証拠金 | 大きい方のみ | 両方 | 大きい方のみ | 大きい方のみ |



代用有価証券FXを利用する上で重要視したいのは、まずは現金要否、取引単位、スワップです。



ひととおり試してみて、後々自分の取引スタイルに合ったFX会社に絞ってもいいね。



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