最近知名度が上がってきた代用有価証券FX。
今回は代用有価証券FXができるauカブコムFXのメリット・デメリットを紹介します。
代用有価証券FXをするFX会社を悩んでいる。
auカブコム証券で株、ETF、投資信託をやっていてFXにも興味がある。
代用有価証券FXについてはこちらの記事で紹介しています。

最新の代用有価証券FXの運用実績はこちらで紹介しています。

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- 本ブログの運用実績に偽りはありませんが、その他の投資に関する情報は個人的見解を含みます。投資に関する決定は自らの判断と責任お願いします。
代用有価証券FXができるauカブコムFXでやるメリット・デメリット
まずは結論から。
では、その理由を紹介してきましょう。
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代用有価証券FXをauカブコムFXでやるメリット

ここで、代用有価証券FXをauカブコムFXでやるメリットを紹介していきます。
代用有価証券FXができる
代用有価証券ができるFX会社は数少ないです。
(知っている限りauカブコムFX、SBI FX α、DMM FX、マネーパートナーズの4つ)
代用有価証券FXをやりたい方にとってauカブコムFXは大いに選択肢となります。
既にauカブコム証券で株や投資信託を保有している方であればスムーズにFXを開始することができます。
まだauカブコム証券の口座を持っていない方はまず口座開設から行うことになります。
auカブコム証券 詳細はこちら
代用できるのは国内上場株式と投資信託です。
後述しますが、投資信託が代用有価証券に利用できるのは珍しいです。
代用評価額は一般的、原則前営業日の時価評価額に70%を乗じた価額です。

また、代用有価証券FXをする上で大事な証拠金のルールも掲載しておきます。

SBI FX αでは評価損分の現金を入金する必要がありますが、auカブコムFXでは評価損に対しても代用有価証券の証拠金を適用できます。
このため、評価損(含み損)に対しては本当に現金入金なしでのFXが可能となっています。
ただし、FXで損切りしたときに発生する口座のマイナス部分に対しては現金の入金が必要ということになっています。(現金追証の説明)
(十分な金額の株式の代用をしていたとしても、少しでもFXで損切りすると、現金不足となる。)
これらのことから、不測の事態に対応できるように一定の現金は入金しておくことをおススメします。
ちなみに、総額追証のところは代用有価証券FXに関係なく、通常のFXの追証ルールのことを説明されています。
各社が設定している証拠金維持率が100%を切らないようにする必要があります。
取引単位が1,000通貨から
取引が1,000通貨単位からできるのは、少額からFXをしたい方にとって大きなメリットです。
先述の4社の中で1,000通貨から取引可能なのはauカブコムFXとSBI FX αだけです。
また、SBI FX αでは1,000通貨からできるのは6通貨ペアのみです。
(米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、南アフリカランド/円)
それに比べると、auカブコムFXが1,000通貨から取引できる通貨ペアは次の19通貨ペアと豊富です。(ミニ取引)
- 米ドル/円
- ユーロ/円
- ポンド/円
- 豪ドル/円
- NZドル/円
- カナダドル/円
- メキシコペソ/円
- 南アフリカランド/円
- トルコリラ/円
- スイスフラン/円
- 人民元/円
- ユーロ/米ドル
- ポンド/米ドル
- 豪ドル/米ドル
- NZドル/米ドル
- ユーロ/豪ドル
- ポンド/豪ドル
- ユーロ/ポンド
- 豪ドル/NZドル
代用有価証券に投資信託を利用できる
先述の4社の中で唯一の特徴が投資信託を代用有価証券に利用できることです。
これはインデックス投資をメインに資産運用している人にとっては大きなメリットです。
ただし、代用できるのは一般型(分配金受取コース)です。
累投型は担保にできないため注意しましょう。
おてぴは、10,000通貨であれば50万円で1ポジション(1つの新規取引)が安全と紹介しています。
それではあまりFXができないと感じる方もいるでしょう。
しかし、auカブコムFXの投資信託が代用できることと、1,000通貨単位から取引できることを組み合わせると十分な取引が可能です。
例えば、投資信託を月4万円積立購入しており、年間約48万円積立した(評価額があまり変動していない、又は上がっている)場合、8~9ポジションの取引ができ、FXをしたいというニーズは満たせることになります。
投資信託も代用有価証券として利用したいけど、auカブコムFXは性に合わないという方はETFを活用するのも手です。
ETFでもいいのであれば他の3社を選択肢にできます。
投資信託とETFの違いはこちらで紹介しています。

株もFXも一元管理できる
auカブコムFXを扱っているauカブコム証券のWEBサイトでは、株やETF、投資信託、FXを全てひとつの画面で確認ができます。
いろいろと別で開くという手間がないのは煩わしさがありません。

ただし、逆にいろいろありすぎて見づらいという意見もあります。
人それぞれ好みが分かれるところのようです。
KDDIと三菱UFJフィナンシャルグループのタッグなだけあって、ライフサイクルに合わせたサービスは全て網羅されているのもauカブコムFXの魅力です。
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代用有価証券FXをauカブコムFXでやるデメリット

続いて、代用有価証券FXをauカブコムFXでやるデメリットや注意点を紹介します。
通貨ペアが13つ
もともと通貨ペア数が13つと少なかったのですが、2022年6月27日から新たに6通貨ペアが追加されました。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。

スワップがいまひとつ
auカブコムFXのスワップはお世辞にもいいとは言えません。
代用有価証券FXができる会社の主な通貨ペアのスワップは次のとおりです。

FXをトラリピ(トラップ&リピート、裁量でなく、事前に決めたレートで売買する方法)という方法で売買する予定の方は、ポジションを長期保有することもあるため、スワップの良し悪しが成績に直結します。
トラリピを考えている方はスワップに力を入れているFX会社を選ぶことをおすすめします。
代用有価証券FXが可能でスワップも魅力的なのは、SBI FX αとDMM FXですね。
代用預かりのまま株式等を売却できない
auカブコムFXでは、代用有価証券としてる株式等をそのまま売却することはできません。
一旦、代用有価証券として利用している状態を解除してから売却する必要があります。
手続きとしては、「保証金代用」から「保護預かり」に振り替えます。
そんなに大変な処理ではありませんが、ひと手間必要です。

DMM FXやSBI FX αでは代用有価証券のまま株式等の売却が可能となっており、その際の売却代金はFX口座に入金されることになっています。
スプレッドは普通
デメリットというほどでもありませんが、スプレッドはSBI FX α、DMM FX、マネーパートナーズ、auカブコムFXいずれも大きく変わりがありません。
通貨ペアにより差異がありますが、取引量がかなり大きい場合を除き気になるほどではなさそうです。

リアルタイム入金できる金融機関が少ない
FXで入出金することは頻繁にあるため、ストレスなく行いたいところ。
ましてや証拠金維持率が下がっていて急遽入金したい場合には尚更です。
auカブコムFXでインターネットバンキングを利用して24時間365日リアルタイムで入金する方法を『ネット振込』と言います。
しかし、利用できる金融機関はたったの6つです。
- 三菱UFJ銀行
- auじぶん銀行
- ゆうちょ銀行
- PayPay銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
それ以外の場合、『口座振替』(手数料は無料)や『口座振込』(手数料は自分負担)となります。
口座振替はいくつか種類があり、取引に関わる不足金を自動で引き落とすサービスなどもありますが、金融機関も数社と限られています。
また、投資を行う上で、そもそもどの程度入金が必要かは自分で把握して行うべきだと個人的には思っています。
以上から、au株コムFX(auカブコム証券)の入金は扱いづらいと判断しています。
サイトが見づらい
auカブコム証券のWEBサイトでは、株やETF、投資信託、FXを全てひとつの画面で確認ができます。
いろいろと別で開くという手間がないのは煩わしさがありませんが、逆にいろいろありすぎて見づらいという意見も多いのが実態です。
人それぞれ好みが分かれますので、自分で実際に確認してみるとよいでしょう。
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まとめ

少し長くなったのでまとめましょう。
代用有価証券FXをauカブコムFXでやるのが向いている人はこんな方です。
- 1,000通貨で取引したい。(全19通貨ペア)
- 投資信託も代用有価証券FXに利用したい。
- 株やFXを一元管理したい。
- スワップは重視しない。
- 入金方法にこだわらない。
- サイトの見た目が気にならない。
少しでも興味が湧いた方はまずは無料の口座開設だけでもしておきましょう。
auカブコム証券 詳細はこちら
auカブコムFXの追証やロスカットについてはこちらで詳しく紹介しています。

代用有価証券FXの各社の比較はこちらで紹介しています。

記事中に出てきた代用有価証券FXができるFX会社の紹介はこちら。
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