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iDeCoの全世界株式インデックスファンドを徹底比較!おすすめ4選を紹介
iDeCoで長期的に資産運用をするなら、世界中の株式市場に分散投資するインデックスファンドは最適な選択肢の1つです。
そこで、今回はiDeCoで全世界株式に投資できるインデックスファンドのうち、おススメできる4つのファンドを徹底比較し、紹介します。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド)
これを読めば、自分に合ったファンドを見つけることができるかもしれません。ぜひ最後までご覧ください。
- おススメの全世界株式インデックスファンド4選の概要
- 自分に合った全世界株式インデックスファンドの選び方
この記事を書いている人
- メインは代用有価証券FX×ETF積立で1,500万円以上運用
- NISA、iDeCoでの投信積立、暗号資産積立など分散投資
- 元税務署職員/FP2級
- 30代夫婦・2人の子ども/持ち家ローン有り
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おすすめの全世界株式のインデックスファンド4選
今回は、iDeCoで運用できる全世界株式のインデックスファンドからおススメできる4つのファンドを紹介します。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド)
それぞれの違いを次の項目で比較していきます。
- ベンチマーク
- 運用方式
- 運用コスト
- 運用リターン
ちなみに私の場合は、上記の中からSBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)を選択しています。次の記事で口座別の運用ファンドをまとめて紹介しています。
また、私のポートフォリオの考え方については次の記事で紹介しています。
全世界株式のインデックスファンド4選の徹底比較
ベンチマーク
ファンド名 | 投資対象 | ベンチマーク |
---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 全世界株式(日本含む) | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース) |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 全世界株式(日本除く) | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース) |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま) | 全世界株式(日本含む) | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース) |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド) | 全世界株式(日本含む) | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース) |
2つのベンチマークの概要はこちらです。
- MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
-
「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)」とは、MSCI Inc.が開発した株価指数で、日本を除く世界の先進国・新興国の株式で構成されています。
具体的には
- 23の先進国市場と27の新興国市場
- 2,900を超える大型および中型株
- 世界の時価総額の約85%をカバー
- FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
-
「FTSEグローバル オール・キャップ インデックス」はFTSE社が開発した指数で、全世界の大型、中型、小型株の市場の動きを表す指数です。先進国株式及び新興国株式が対象となります。
具体的には
- 49の先進・新興国市場
- 16,000銘柄を超える大型株、中型株、小型株
- 世界の時価総額の約98%をカバー
これまでのリターンを見ると、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスが勝っているようですが、今後もそうなる確証はありません。
どっちのベンチマークを選択するのかは、
①日本を含むべきか
②小型株を含むべきか
で判断していきましょう。
日本を含むべきか
日本を含むものは日本株式の割合が約5~7%程度です。日本を除くものは日本株式の影響を受けない代わりに、為替リスクが高まります。
一般的に日本の個別株を持っている場合、日本株の除かれたファンドがいいという意見もあります。
しかし、個人的には使用用途で分けて考える方がいいと思っています。
例えば、NISA、積立NISA、特定口座では現時点の資産運用として、個別株の保有も考慮した方がいいね。
iDeCoのように老後まで引き出しができないようなものは、他の資産と分別されていると考える。個別株を保有していても日本を含むのがベター。(個人的見解です。)
日本を含む全世界株インデックスファンドであれば、次の3つから選びます。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド)
日本を含まないものであれば、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)を選択することになります。
小型株を含むべきか
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは大型株と中型株、FTSEグローバル オール・キャップ インデックスは大型株~小型株まで網羅しています。
FTSEグローバル オール・キャップ インデックスの方がより幅広く分散投資ができますが、小型株は値動きが激しいこともあります。
世界中の小型株も含めておきたいというのであれば、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスをベンチマークとする次の2つから選びます。
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド)
世界中の大型、中型株でほぼ網羅されている、小型株は無視していいでしょという考えであれば、次の2つが候補となります。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
運用方式
先述したベンチマークに連動するためのファンドの仕組みはそれぞれ異なります。直接的に私たちが気にする機会はないかもしれませんが、各ファンドの仕組みは次のようになっています。
運用コスト
前述した運用方式も影響した上でのコスト=信託報酬は次のようになっています。
ファンド名 | 信託報酬(税込) | 実質的な信託報酬 | 信託財産留保額 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.1133%以内 | 0.11326%以内 | 無し |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 0.1133%%以内 | 記載なし | 無し |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド | 0.0682% | 0.1102%程度 | 無し |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.132% | 0.195%程度 | 無し |
信託報酬においては、SBI・全世界株式インデックス・ファンドが最も低いね。
ただし、どれも十分に低い水準で気にするほどの差ではないでしょう。最初に述べたベンチマークをどれにするかなどで決めるのが良さそうです。
運用リターン
信託報酬も加味した上での、純資産額、過去の運用リターンは次のようになっています。
ファンド名 | 純資産額 | 1年 | 3年(年利) |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 10,469億円 | 5.51% | 20.37% |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 2,405億円 | 5.33% | 20.79% |
SBI 全世界株式インデックス・ファンド | 1,033億円 | 5.34% | 20.06% |
楽天 全世界株式インデックス・ファンド | 2,755億円 | 5.04% | 20.11% |
ここ3年の運用リターンにおいては、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)が最も高いね。
大差はないため、やはりベンチマークをどれでいくかを重視して決めましょう。
まとめ
全世界株式のインデックスファンドは、世界中の株式市場に分散投資できる投資信託です。
運用コストや運用リターンは申し分ありません。
選ぶ際には、以下の2点で決めていきましょう。
- ベンチマークは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(大型株・中型株)かFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(大型株・中型株・小型株)か。
- 日本を含むか除くか(日本株を含む場合の割合は5~7%程度)。
今回紹介したファンドはどの証券会社のiDeCoでも取扱いがあるの?
全ての証券会社のiDeCoで取扱いがあるわけではありません。各ファンドをiDeCoで運用できる証券会社は次がおすすめです。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)→松井証券のiDeCo
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)→SBI証券
、松井証券のiDeCo - SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)→SBI証券
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド)→楽天証券
iDeCoで全世界株式インデックスファンドを検討している皆さんの参考になれば嬉しいです。
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