この記事では先進国株式の代表的な指数に連動する国内市場に上場しているETFのおすすめ2本と、それ以外も含めたETFの一覧を紹介しています。
先進国株式に分散投資したい。
国内市場に上場しているETFを探している。
国内市場に上場しているETFはこちらでまとめています。

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- 本ブログの運用実績に偽りはありませんが、その他の投資に関する情報は個人的見解を含みます。投資に関する決定は自らの判断と責任で行っていただきますようお願いします。
先進国株式の国内市場ETFのおすすめ2本
まずは結論から。
おてぴがおすすめする先進国株式に連動する国内市場のETFはこの2本です。
コード | 名称 | 信託報酬 | 純資産総額 | 最低購入価額 |
---|---|---|---|---|
1550 | MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 | 0.15%程度 | 141.2億円 | 36,250円 |
2513 | NEXT FUNDS 外国株式・MSCI‐KOKUSAI指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信 | 0.17%以内 | 277.7億円 | 15,875円 |
- 信託報酬、純資産総額は2022年4月28日前後時点
- 最低購入価額、分配金利回りは2022年5月27日前後時点

私も代用有価証券FXに利用するため、この2本どちらも買い続けています。



どうやって買い分けているの?
本来は信託報酬が低い1550を購入したいところです。
しかし、2513の方が最低買付価額が小さいので購入しやすく、かつ流動性が大きいです。
このため、2~3万円の予算で購入したい場合、又は逆に一度での購入金額が数十万~百万円も買付するような場合は2513を購入するようにしています。
4~十数万円の予算で購入したい場合は1550を購入しています。



皆さんも自分に合った購入をしましょう。
一点気を付けたいことがあります。
先進国株のETFはレバレッジ型ETFや米国株ETFに比べると取引量が大きくありません。
そのため、成り行きで注文すると思った以上に高い単価で購入になってしまうこともあります。
できれば自分の納得する指値で購入することをおススメします。



ちなみに私のETFの最新の買付状況は投資信託の運用実績で紹介しています。





代用有価証券FXの始め方はこちらで紹介しています。


先進国株式に連動する指数とは
次に先進国株式に連動する指数を紹介しておきましょう。



結論を急ぐあまり順番がおかしくなってしまいました。
主に2つの指数があります。
- MSCIワールドインデックス
-
日本を含む先進国23ヶ国の株式市場の大型株・中型株で構成される浮動株調整後時価総額加重平均型の指標です。
米国のMSCI Inc.が算出・公表しています。
- MSCIコクサイ・インデックス
-
MSCIワールドインデックスから日本を除いた先進国に上場する大型株・中型株の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均した指数です。
各市場の時価総額の約85%をカバーしています。
米国のMSCI Inc.が算出・公表しています。



日本では、日本を除くMSCIコクサイ・インデックスの方がメジャーだね。
先進国株式の国内市場ETFの一覧



次におススメ2本以外も含めて一覧で紹介するよ。
コード | 名称 | 信託報酬 | 純資産総額 | 最低購入価額 | 分配金利回り | マーケットメイカー | 管理会社 | インデックス |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1394 | UBS ETF 先進国株 (MSCIワールド) | 0.30% | 280.48ドル | 35,500円 | 1.01% | UBSファンド・マネジメント | MSCIワールド・インデックス (ネットリターン) | |
1680 | 上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI) | 0.24%程度 | 184.2億円 | 36,970円 | 1.26% | ★ | 日興アセットマネジメント | MSCI-KOKUSAIインデックス |
1550 | MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 | 0.15%程度 | 141.2億円 | 36,250円 | 1.18% | ● | 三菱UFJ国際投信 | MSCI-KOKUSAIインデックス |
2513 | NEXT FUNDS 外国株式・MSCI‐KOKUSAI指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信 | 0.17%以内 | 277.7億円 | 15,875円 | 1.00% | ★ | 野村アセットマネジメント | MSCI-KOKUSAIインデックス |
2514 | NEXT FUNDS 外国株式・MSCI‐KOKUSAI指数(為替ヘッジあり)連動型上場投信 | 0.17%以内 | 63.7億円 | 13,735円 | 2.14% | ★ | 野村アセットマネジメント | MSCI-KOKUSAI指数(円ベース・為替ヘッジあり) |
1657 | iシェアーズ・コア MSCI 先進国株(除く日本)ETF | 0.19%以内 | 115.4億円 | 3,255円 | 1.25% | ● | ブラックロック・ジャパン | MSCIコクサイ指数(国内投信用 円建て) |
- 信託報酬、純資産総額は2022年4月28日前後時点
- 最低購入価額、分配金利回りは2022年5月27日前後時点
- マーケットメイカー:通常のマーケットメイク制度でマーケットメイカーが参入している銘柄には●/2019年4月からのマーケットメイク制度Ver2で追加的な流動性供給の銘柄には★
先進国株ETFの選び方



たくさんあるけど、どうやって選べばいいの?



どれにしようかと悩んでいる方は次の順で考えれば決めやすいよ!
- 日本の有無
- 為替ヘッジの有無
- 最低購入単価
- 信託報酬



ひとつずつ見ていきましょう。
日本の有無
国内市場に上場しているETFは日本を除くMSCIコクサイ指数に連動するものが多いことが分かります。
日本企業の個別株を保有しているのであれば、どうしても日本の割合が多くなってしまいます。
個別株を保有している方は、先進国株ETFを選択する際には日本を除くほうが多少のリスク軽減になります。



日本を含みたいのであれば1394一択だね。
少し信託報酬が少し大きいです。
そして、それ以上に取引量が少ないです。



日本含まないなんて考えられないという方を除いて、あまりおススメはできません。
為替ヘッジの有無



次に考えたいのが為替ヘッジの有無です。



為替ヘッジってそもそも何だっけ?
- 為替ヘッジ
-
通常、外国株式や外国債券の取引を行うときに、購入時と売却時の基準価額が同じあれば損益は発生しないと思うかもしれませんが、実はそうではありません。
為替の影響を考慮する必要があるためです。
購入するときよりも売却するときに、円の価値が下がっている(円安)のであれば利益が発生するし、円の価値が上がっている(円高)のであれば損失が発生します。
これら為替の影響を受けないように運用してもらうのが「為替ヘッジあり」です。
ただし、為替ヘッジを行う場合にはコストがかかる場合があります。
このコストは実際に私たちが支払うわけではないため目に見えませんが、信託財産から差し引かれているため、基準価額にマイナスの影響を与えていることに注意が必要です。



為替ヘッジがありがいい場合は2514一択だね。



2514以外は為替ヘッジがありませんので注意しましょう。
最低購入単価
インデックス型のETFを検討している人は毎月購入を考えている方が多いと思います。
その場合は最低購入単価も気になるところ。



3万円を超えない範囲でいくと2513か2514になるね。



3万円を超えてもいいのであれば、他のETFも検討できます。
信託報酬
最近はどれも信託報酬が低くなってきていますが、その中でも低いものを選びたいです。
日本の有無、為替ヘッジの有無、最低購入単価などがクリアできているのであれば、最も信託報酬が低いものを選んでおきましょう。



私の場合もこれらの内容を考慮して1550,2513を買付しています。
まとめ
今回は、先進国株式を指数する国内市場ETFを紹介しました。
おてぴがおすすめする先進国株ETFを再掲しておきます。
コード | 名称 | 信託報酬 | 純資産総額 | 最低購入価額 |
---|---|---|---|---|
1550 | MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 | 0.15%程度 | 141.2億円 | 36,250円 |
2513 | NEXT FUNDS 外国株式・MSCI‐KOKUSAI指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信 | 0.17%以内 | 277.7億円 | 15,875円 |



みなさんも自分に合った先進国株ETFを見つけましょう。
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