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【FX初心者向け】FXのトラリピとは|メリット・デメリットを紹介
一般的にはFXと聞くと、危険、リスクが高いというイメージを持っている方が多いです。
私自身、裁量トレードで数十万溶かしています。しかし、リピート売買であるトラリピを始め、今では安定して月20万円程度利益確定しています。
この記事では、難しい知識や分析なしに安定して運用できるFXのトラリピについて、FX初心者向けに詳しく解説しています。 この記事を読めばトラリピがどういったものか、メリットやデメリットが何か、全て分かります。FXで時間を費やさずに安定して稼ぎたい方は、ぜひ最後まで御覧ください。
- FXのトラリピの概要・メリット・デメリット
- FXのトラリピをおすすめできる人
- 画像はタップして拡大できます。
- 本ブログの運用実績に偽りはありませんが、その他の投資に関する情報は個人的見解を含みます。投資に関する決定は自らの判断と責任で行っていただきますようお願いします。
FXのトラリピとは
トラリピの概要
トラリピとは「トラップ・リピートイフダン」の略称で、一般的にマネースクエアというFX会社が提供しているFX自動売買のことを指します。
最近は決めた価格で売買を繰り返すこと全般を指すこともあります。
マネースクエアが提供しているような設定すれば自動でトラリピしてくれるものを自動トラリピ、自分で注文をして行うものを手動トラリピと言ったりします。
この記事を見ていただいるのに恐縮ですが、まずはマネースクエアの記事・動画を見てからがイメージしやすいと思います。次のリンク先を一度見て(数分で読めます。)から再度記事の続きを読んでいただければ理解が深まります。
トラリピ®って何?(参照元:【公式】マネースクエア)
リピートイフダンとは
まずはトラップ・リピートイフダンを分解して確認しましょう。「イフダン」とはイフダン注文(IFD注文)のことを指します。
例えば、ドル/円を「130円で買ったら、131円で売る」といった新規注文と決済注文を同時に出す注文のことを、イフダン注文(IFD注文)と言います。
「リピートイフダン」はイフダン注文を繰り返すという意味です。
リピートイフダンは、この注文範囲で為替が動けば売買が成立します。しかし、この注文範囲を下抜け又は上抜けすれば売買が成立しないため利益の機会を逃してしまいます。
トラップ・リピートイフダンとは
この利益の機会損失を避けるために生まれたのがトラップ・リピートイフダンです。先ほどのリピートイフダンを広い範囲に仕掛けます。
これによってリピートイフダンの機会損失をなくし、広い範囲で売買が成立するようにします。
株式投資でいう、ナンピンを繰り返しているのと同じことね。
トラリピのメリット
運用が簡単
通常、株やFXの裁量トレードは、今後上がるか下がるかを予想します。このたった2分の1を当てられないから億万長者になれないわけです。トラリピではもはや相場を予想しません。
イフダン注文を仕掛ける範囲を考えるだけです。
上がっても下がってもいい、そういったスタンスで臨むトレード方法です。想定した範囲内で為替が動き続ける限り、利益が確定されていきます。
FXのトラリピで利益が出た場合には確定申告が必要になってきます。次の記事で確定申告が必要な人について解説しています。
24時間自動で売買
マネースクエアなどが提供している自動トラリピの場合は、一度設定すればその後は自動でリピートイフダン注文が繰り返されるため、その後はほったらかし運用が可能です。
手動トラリピの場合は自分でイフダン注文をする必要があります。
自分でイフダン注文をいっぱいするのってめんどくさくないの?
最初は手間に感じるかもしれないけど、トラップ幅にもよっては十分対応が可能です。
また、FXは土日の除いたほぼ24時間取引が可能なため、株式投資と異なり売買ができる時間が長いとも言えます。
少額からスタートできる
FX会社によって最低取引単位が異なります。一般的なFX会社の最低取引単位は10,000通貨が多いです。取引単位が小さいところだと1~1000通貨から始めることができます。(ドル/円であれば、10,000通貨で5~6万円から取引できます。1,000通貨だと1/10の5~6千円です。)
1~1,000通貨単位の取引を提供するFX会社は増えてきているため、手動トラリピであればFX会社の選択肢も増えます。
マネースクエアが提供している自動トラリピは1,000通貨から注文が可能です。
後述の代用有価証券FXができるFX会社であれば、auカブコムFXが1,000通貨、私が利用しているDMM FXが10,000通貨からの注文となっています。
乱高下する相場に強い
一般的にFXはトレンドに乗ることで利益を出す方が多く、乱高下する相場には入りにくいと言われます。
それに比べトラリピは、設定した範囲内であれば乱高下するほど利益が生まれることになります。乱高下する相場では恐れてインできないなんてこともありません。
手数料無料で運用できる
マネースクエアなどが提供している自動トラリピの利用について、手数料無料で利用できます。
ただし、自動売買を提供しているFX会社は、FXの実質的なコストであるスプレッドが広い傾向にあるため注意しましょう。
その点、手動トラリピであればFX会社に縛られることはないため、自分でスプレッドの狭いFX会社を選択することができます。
スマホでも取引可能
もはやメリットと呼べるのか分かりませんが、現在はどこのFX会社もほぼスマホアプリを提供しています。いつでもどこでも確認が可能です。
感情に振り回されにくい
トラリピは裁量トレードとは違って決まったらレートで買って、決まったレートで売るというスタイルであるため、感情に振り回されずにトレードすることができます。
もしかすると最も大きなメリットかもしれません。裁量トレードではどうしても相場が気になります。FXは、裁量トレードでも自動売買でも感情に流されずにトレードすることが重要です。
代用有価証券FXと組み合わせが抜群
代用有価証券FX(現金でなく株式やETFを担保にFXを行えるサービス)でトラリピを行うと利回りの向上が見込めます。
詳しくは次の記事で紹介しています。FXと株式のメリットを享受できます。
トラリピのデメリット
トレンド相場に弱い・含み損を抱えがち
トラリピはレンジ相場で稼ぐ方法であるため、トレンド相場に弱いです。買いで入っているときに、レートが下がり続けるといつまでも買い下がり続けるため、決済がなくポジションを一方的に増やしていくことになります。
逆に相場が反転したときがチャンスね。買い下がり続けたポジションが一気に決済されていくね。
また、下記の図を見ていただければ分かるとおり、基本的にトラリピは含み損を抱えた運用となります。また、設定した範囲を超えるとリピート益もなくなります。
さらにレートが下がるとどんどん含み損が拡大するという事態にもなります。最初に設定する範囲は慎重に決める必要があります。
最初に設定する範囲が広ければ機会損失は少なくなりますが、必要な資金が大きくなります。逆に設定する範囲が狭ければ必要な資金は少なくて済みますが、機会損失の可能性が高くなります。
一回あたりの利益は小さい・短期運用で利益が出にくい
トラリピは小さく利益を積み重ねるスタイルのため、短期的に大きな利益を出すのは難しいです。仮に短期間で大きく利益を出そうと思えばかなりの資金量が必要か、もしくは少ない資金量でリスクを取った設定を行う必要がでてきます。
本来の感情に流されずにコツコツ稼ぐという特徴からも反れてしまいます。長期運用であることを肝に銘じておこう。
FXが危険と思われたり、敬遠されがちな理由としてコツコツドカンという言葉があります。
コツコツ積み上げた利益がドカンとなくなるという意味よね。
トラリピに限りませんが、細かく利益を積み上げていても、リスクを取りすぎていた状態(少ない運用資金でポジションを持ちすぎている状態)でショック相場(急激に為替レートが動く相場)に遭遇すると、急に運用資金が足りなくなりロスカットされてしまう場合があります。
ショック相場はいつ来てもおかしくないというスタンスで臨むべきです。常にリスクを取りすぎていないか注意しましょう。
ある程度初期費用が必要になる
メリットで少額からスタートできるって言ってなかった?
リスクを下げるために、取引する通貨ペアを増やしたり、設定範囲を広くすると多くの資金量が必要になってきます。
初期費用を抑えようと思えば通貨ペアを絞り、トラップ数を抑えることで保有ポジションが大きくなり過ぎないようにします。
トラリピの停止タイミングが難しい
基本的にトラリピの停止のタイミングは次のときです。
- 十分な利益確定があり、含み損を超えているとき
- 範囲を外れて含み損が拡大したとき
1.十分な利益確定があり、含み損を超えているとき
トラリピは基本的に含み損を抱えた運用となりますが、長期で運用することによって確定利益が含み損を超えるようになります。
この確定利益が含み損を超えている状態のときにはトラリピの運用は成功したと言えるでしょう。
2.範囲を外れて含み損が拡大したとき
逆に範囲を外れて含み損が拡大したときは、当初の設定が甘かったと言わざるを得ません。一度設定を練り直すか、自身での損切り水準を設けて、そこを超えたら潔く損切りする勇気が必要となります。
このときの損切りはかなり勇気がいります。トラリピの停止のタイミングはかなり難しいです。
チャート分析の知識が増えない
トラリピは範囲を決めたらここに来たら買う、ここに来たら売るという売買を繰り返すだけです。一般的な裁量トレードで必要とされるチャート分析・テクニカル分析などを行いません。このため、良い意味でも悪い意味でも何も考えずにトレードが可能です。
仮に裁量トレードで勝てるようになればそれはスキルとして身についていると言えるでしょうが、トラリピではこのトレードスキルがなかなか磨かれないと覚えておきましょう。
自動トラリピの場合スプレッドが広い
スプレッドとは売値と買値の差のことで、FX会社への実質的な手数料のことです。自動トラリピを提供しているFX会社のスプレッドは広い傾向にあります。利益はコツコツと積み上げる(売買頻度が高い)スタイルのため、どうしてもスプレッドコストが大きくなってしまいます。
手動トラリピあれば自身でスプレッドが狭いFX会社を選ぶことができるため、自動でなく手動でトラリピを始めるメリットはかなり大きいです。
マイナススワップをどう抑えるか
FXでは金利差としてスワップというものがあります。プラススワップであれば決済益に上乗せされ、マイナススワップであれば決済益から差し引かれます。
トラリピではポジションを年単位で保有することもあります。マイナススワップでポジションを持った際には決済益よりもマイナススワップの方が大きくなるという事態も起こります。
自動トラリピを提供しているFX会社のスワップはかなり条件が悪いです。その点、手動トラリピであればスワップ条件のいいFX会社を自分で選ぶことができます。
始めてみないとどういったものか分からないと思いますが、マイナススワップの影響について次の記事で紹介しています。事前に雰囲気を知りたい方はどうぞ。
トラリピをおすすめできる人
初めてFXを始める
トラリピは初めてFXを始める方におすすめできます。自動トラリピであれば一度設定すれば放置できますし、手動トラリピでも同じように設定を考えればそれに従って取引するだけです。
ちなみに設定する項目は次のとおりです。
- 通貨ペアを選択
- 売り or 買いを選択
- レンジの上限、下限を設定
- 注文数(1,000通貨や10,000通貨)
- トラップの数を設定
- 利益幅を設定
裁量トレードは個人の感情が介入してしまうため、FXにおいては9割の人が負けると言われています。
トラリピであれば、一度設定して機械的に取引をすれば感情が介入しないため、長期運用であれば利益を積み上げることが可能性が十分にあります。
トラリピの運用設定の作り方について次の記事で紹介しています。
ただし、FX初心者で自分で考えるのは少し難しく、どなたかの設定をマネする人が多いです。慣れてからでも十分です。
これらのデメリットから、トラリピの失敗パターンも紹介しています。始める前には一読しておきましょう。
長期でゆったり運用できる
トラリピの場合、含み損を抱えながらの運用のため長期で運用することが前提となります。
下がっているときには買い下がり、上がっているときに利益確定していく、そういった流れの繰り返しのため、含み損を徐々に解消していき、利益を積み重ねていく運用です。
短期で一気に儲けたい、そういった考えで臨むとリスクを取りすぎてしまいます。長期でゆったりと運用できる方にトラリピはおすすめです。
ある程度の運用資金がある
トラリピは少額からも取引が可能ですが、理想としてはある程度の資金がある方が望ましいです。
うまく設定すれば月利1%は珍しくありません。10万円なら月1,000円、100万円なら月10,000円の利益確定といった具合です。
FX初心者であれば最初は少額でスタートし、慣れてくれば毎月3万円など、積立するように資金追加して資金量を上げていくのもいいでしょう。
トラリピのまとめ
長くなったのでまとめましょう。デメリットのボリュームがあるように見えますが、デメリットの8や9はマネースクエアの自動トラリピに拘らなければ、条件のいいFX会社で手動トラリピをすることで解消できる内容です。
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