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【実績と精神論】トラリピのマイナススワップとの付き合い方
トラリピをハーフ&ハーフで運用する場合、マイナススワップは脅威となります。
スワップはロールオーバー(日を跨ぐ)する場合に付与されるため、長期保有がありうるトラリピでは何週間、何カ月とマイナススワップがつくことがあるからですね。
これが嫌、耐えられないとうことで、マイナススワップ方向にトラップは仕掛けない、ポジションは持たないとする方が多くいるのも事実です。
そんな中、私はスワップの大きさに関係なく、運用している全ての通貨ペアでハーフ&ハーフとしています。約1年以上、代用有価証券FXで手動トラリピを行っており、今のところ全く後悔はありません。
今回は私のトラリピの取引履歴を公開しながら、マイナススワップとの付き合い方、考え方を紹介します。この記事を読めば、あなたのトラリピにおけるマイナススワップの考え方が少し変わるかもしれません。
この記事を読んだ上で、最終的にマイナススワップのポジションを避けるのか、ハーフ&ハーフで勝負するのか、あなたに判断していってほしいと思います。
この記事を書いている人
- メインは代用有価証券FX×ETF積立で1,500万円以上運用
- NISA、iDeCoでの投信積立、暗号資産積立など分散投資
- 元税務署職員/FP2級
- 30代夫婦・2人の子ども/持ち家ローン有り
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- 本ブログの運用実績に偽りはありませんが、その他の投資に関する情報は個人的見解を含みます。投資に関する決定は自らの判断と責任で行っていただきますようお願いします。
トラリピのマイナススワップとの付き合い方
トラリピのマイナススワップとの付き合い方、私の結論を述べるとこうです。
人の好みによる。
この記事、見る価値がないわ。
まぁまぁ、最後まで見ていってよ。
トラリピにおいては、一方方向のみのトラップよりも、ハーフ&ハーフの方が含み損を抑えることができ、資金効率がいいと知られています。
ハーフ&ハーフの有効性についてはマネースクエアの説明を貼らせていただきます。
極論を言えば、大きなマイナススワップがつくとしても、トラリピによるリピート益が上回ればいいことになります。
累計のマイナススワップ < 累計のハーフ&ハーフでの確定利益
私はハーフ&ハーフの方が有利と判断して、運用している全ての通貨ペアでハーフ&ハーフとしています。
こちらで設定を紹介しています。
それでも、マイナススワップの通貨ペアのポジションがなかなか決済されない、長期間保有、というのは結構な精神力が必要になるのも確かです。
そこで、最終的には人の好みだと私は思っています。
資産運用する上では楽しんで行うことも大事と思っています。
「マイナススワップだとしても、後々の決済益が楽しみだな。」
こう思える方はハーフ&ハーフでいけばいい。
「もう決済もされんし、マイナスが貯まる一方じゃ。」
こう思ってしまう方はマイナススワップのトラップ、ポジション保有は止めておきましょう。
ただし、どの程度マイナススワップが影響あるのか、これを知った上で、2つの気持ちの整理をしてほしい。
これが私の思いです。
では、実際に私の運用実績(取引履歴)を見てみましょう。
トラリピのマイナススワップの実績
私がトラリピ運用している通貨ペアの中で、最もスワップが大きいのは米ドル/フランです。
実際の取引履歴やチャート(2022年8月中旬~2022年11月中旬)で確認してみましょう。
前提条件は次のとおりです。
- 取引数量=10,000通貨
- トラップ幅=0.008フラン
- 利益確定幅=0.010フラン(1回約14,000円確定利益)
(手動トラリピのため、トラップ幅、利益確定幅は多少前後します。)
実際の取引履歴はこちらです。(タップで拡大して見てね。)
一部の取引を日足チャートに落とし込んでみます。(タップで拡大して見てね。)
取引履歴の一番下の行に合計を示しています。今回の運用実績でいくと、建玉利益27万円に対して、スワップ△4.5万円、確定利益22.5万円です。
ハーフ&ハーフで運用していない場合(売りレンジを設定していなかった場合)は、22.5万円の確定利益を得られなかったことになります。
ここで重要なことを言います。
もちろん、結果論です。
米ドル/フランが急落したから一気に決済されたよね。
もちろん売りポジションを保有する期間がもっと長くなれば、スワップ負けする可能性もありました。
では、具体的に何日までに決済できればスワップ負けしないのか見てみます。
トラリピのマイナススワップの損益分岐点
今回の運用実績を基に、トラリピで米ドル/フランを売りで保有した場合、何日までに決済されればマイナススワップに負けないのか確認してみます。
話を単純にするため、次の条件が続く前提とします。
ドル/フラン売りスワップ=1日△114円(DMM FX 2022年10月12日付与分)
利益確定幅=0.010フラン(1回約14,000円確定利益)
売りポジションを1日保有して決済されれば、
14,000円-114円=13,886円
よっぽど決済益の方が大きいね。
どこでマイナススワップが決済益を上回るかというと、
114円×123日=14,022>14,000円
123日≒約4か月ですね。
4か月保有だとマイナススワップが確定利益を上回るのね。
この4か月を長いと見るか、短いと見るかは個人差がありそうです。
しかし、これは1ポジションのみで判断した場合です。
通常トラリピは複数のポジションを持ちながら、リピートを狙いますね。複数のポジションで考えた場合は次のようになります。
決済時点で4か月以前保有のポジション・・・確定利益がプラス
決済時点で4か月以降保有ポジション・・・確定利益がマイナス
チャートで見ると次のようになります。(タップで拡大して見てね。)
結局どういうことだっけ。
少し話がややこしくなってきましたが、まとめます。
トラリピでは投資初心者であればマイナススワップ以外でも気を付けるべきことがあります。こちらの記事で詳しく紹介しています。
まとめ
トラリピにおいて、マイナススワップが大きいけど、ハーフ&ハーフでするかという課題に対して、
結論は、「人の好みによる」ということにしました。
未来は誰にも分からないからですね。個人的にはハーフ&ハーフ推しです。
米ドル/フランのようにスワップが大きい通貨ペアでも4か月程度の余裕はある。
そして、4か月を超える期間を保有することがあっても、その間の新たなポジションでのリピート益がよっぽど大きいと判断しているからです。
この記事でお伝えしたかったことは、
マイナススワップが大きいから、誰かがそうしているからといって思考停止でハーフ&ハーフをやめるのではなく、考え方や実績を考慮した上で、自分で判断してほしい。
今回の内容を知った上で、
「マイナススワップは精神的にキツい、運用が楽しくない。」ということであれば、やめておけばいい。
「ハーフ&ハーフでもやった方が良さそうだな。」と思ったらやってみたらいいと思っています。
少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。
ちなみに、私の場合はトラリピの含み損やマイナススワップ負けにも慌てず対応するため、同時に株式の代用を行って複利効果を高めようとしています。
代用有価証券FXについてはこちらで紹介しています。
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