レバレッジ・インバース型のおすすめ国内ETFを紹介

レバレッジ・インバース型のおすすめ国内ETFを紹介
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国内ETFの中でもレバレッジ型、インバース型ETFは売買代金が大きいです。

今回はレバレッジ型、インバース型の国内ETFってどんなものがあるの?おすすめはあるの?っていう疑問を解決していきます。

この記事を見るべき方

レバレッジ・インバース型ETFのおすすめを知りたい。

レバレッジ・インバース型ETFのメリット・デメリットを知りたい。

※※レバレッジ・インバース型ETFはリスクの大きい商品です※※

※※投資は自己責任でお願いします※※

国内ETFはこちらの記事で総まとめしています。

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  • 本ブログの運用実績に偽りはありませんが、その他の投資に関する情報は個人的見解を含みます。投資に関する決定は自らの判断と責任で行っていただきますようお願いします。
  • 各数値等は最新のものをご自身でご確認いただきますようお願いいたします。
目次

レバレッジ・インバース型のおすすめ国内ETF

先に結論から。

おすすめのレバレッジ・インバース型のおすすめ国内ETFは次のとおりです。

純資産総額、取引量、最低買付金額から選択しました。

レバレッジ、インバース型ETFは野村アセットマネジメントのNEXT FUNDSシリーズが頭ひとつ抜けて人気です。

※※個人の見解です※※

スクロールできます
対象指標コード名称純資産額
(2022.1.31)
最低買付金額
(2022.2.24)
信託報酬(税抜き)管理会社
TOPIX レバレッジ(2倍)指数1367ダイワ上場投信-TOPIXレバレッジ(2倍)指数20.5億円16,885円0.75%以内大和アセットマネジメント
TOPIXダブルインバース(-2倍)指数1356TOPIXベア2倍上場投信50.5億円11,500円0.75%以内シンプレクス・アセット・マネジメント
日経平均レバレッジ・インデックス1570NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信5199.4億円12,645円0.8%以内野村アセットマネジメント
日経平均ダブルインバース・インデックス1357NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信1511.8億円463円0.8%以内野村アセットマネジメント
レバレッジ・インバース型のおすすめ国内ETF

レバレッジ・インバース型の国内ETFの一覧

次にレバレッジ型、インバース型の国内ETFを先ほどのおすすめも含めて一覧で紹介します。

TOPIXレバレッジ・インバース型の国内ETF

スクロールできます
対象指標コード名称純資産額
(2022.1.31)
最低買付金額
(2022.2.24)
信託報酬(税抜き)管理会社
TOPIX レバレッジ(2倍)指数1568TOPIXブル2倍上場投信163.7億円217,250円0.75%以内シンプレクス・アセット・マネジメント
TOPIX レバレッジ(2倍)指数1367ダイワ上場投信-TOPIXレバレッジ(2倍)指数20.5億円16,885円0.75%以内大和アセットマネジメント
TOPIXインバース(-1倍)指数1569TOPIXベア上場投信65.4億円22,475円0.75%以内シンプレクス・アセット・マネジメント
TOPIXインバース(-1倍)指数1457ダイワ上場投信-TOPIXインバース(-1倍)指数89.9億円5,360円0.75%以内大和アセットマネジメント
TOPIXダブルインバース(-2倍)指数1356TOPIXベア2倍上場投信50.5億円11,500円0.75%以内シンプレクス・アセット・マネジメント
TOPIXダブルインバース(-2倍)指数1368ダイワ上場投信-TOPIXダブルインバース(-2倍)指数16.6億円1,669円0.75%以内大和アセットマネジメント
TOPIXレバレッジ・インバース型の国内ETF一覧

一般的に純資産総額が大きい方が運用が安定し、乖離率が低いと言われるため、取引金額も大きく流動性が高いです。

TOPIXレバレッジ2倍は1568 TOPIXブル2倍上場投信がいいですが、最低買付金額からすると手を出しにくい。

また、株価の下げ時に需要のあるインバースとダブルインバースであれば、ダブルインバースの取引量が多いです。

短期利用なら1367 ダイワ上場投信-TOPIXレバレッジ(2倍)指数でもいいですね。

TOPIXインバースなら1457ダイワ上場投信-TOPIXインバース(-1倍)指数。

TOPIXダブルインバースなら1356 TOPIXベア2倍上場投信といったところ。

日経平均レバレッジ・インバース型の国内ETF

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対象指標コード名称純資産額
(2022.1.31)
最低買付金額
(2022.2.24)
信託報酬(税抜き)管理会社
日経平均レバレッジ・インデックス1570NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信5199.4億円12,645円0.8%以内野村アセットマネジメント
日経平均レバレッジ・インデックス1579日経平均ブル2倍上場投信413.5億円135,200円0.75%以内シンプレクス・アセット・マネジメント
日経平均レバレッジ・インデックス1358上場インデックスファンド日経レバレッジ指数55.2億円23,485円0.7075%程度日興アセットマネジメント
日経平均レバレッジ・インデックス1365ダイワ上場投信-日経平均レバレッジ・インデックス113.8億円19,515円0.75%以内大和アセットマネジメント
日経平均レバレッジ・インデックス1458楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型279.9億円14,810円0.35%以内楽天投信投資顧問
日経平均インバース・インデックス1571NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信442.2億円1,080円0.8%以内野村アセットマネジメント
日経平均インバース・インデックス1580日経平均ベア上場投信85.3億円28,730円0.75%以内シンプレクス・アセット・マネジメント
日経平均インバース・インデックス1456ダイワ上場投信-日経平均インバース・インデックス84.4億円4,640円0.75%以内大和アセットマネジメント
日経平均ダブルインバース・インデックス1357NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信1511.8億円463円0.8%以内野村アセットマネジメント
日経平均ダブルインバース・インデックス1360日経平均ベア2倍上場投信335.2億円11,325円0.75%以内シンプレクス・アセット・マネジメント
日経平均ダブルインバース・インデックス1366ダイワ上場投信-日経平均ダブルインバース・インデックス93.8億円1,210円0.75%以内大和アセットマネジメント
日経平均ダブルインバース・インデックス1459楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型227.7億円1,854円0.35%以内楽天投信投資顧問
日経平均レバレッジ・インバース型の国内ETFの一覧

日経平均に連動するレバレッジ型、インバース型のETFは、野村アセットマネジメントのNEXT FUNDSシリーズが人気です。

次点は楽天ETFシリーズが人気です。

なお、日経平均連動のレバレッジ型、インバース型ETFの方がTOPIX連動よりも商品数が多く、取引量も多いです。

例えばレバレッジ2倍のそれぞれの取引額1,2位(R4.2.25時点)を見てみると明らか。

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対象指標コード名称売買代金(千円)出来高
日経平均レバレッジ・インデックス1570NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信177,143,67113,631,757
日経平均レバレッジ・インデックス1458楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型19,371,8111,269,878
TOPIX レバレッジ(2倍)指数1568TOPIXブル2倍上場投信2,643,687120,130
TOPIX レバレッジ(2倍)指数1367ダイワ上場投信-TOPIXレバレッジ(2倍)指数236,36813,814
レバレッジ型ETFの売買代金と出来高(R4.2.25時点)

JPX日経400レバレッジ・インバース型の国内ETF

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対象指標コード名称純資産額
(2022.1.31)
最低買付金額
(2022.2.24)
信託報酬(税抜き)管理会社
JPX日経400レバレッジ・インデックス1464ダイワ上場投信-JPX日経400レバレッジ・インデックス8.4億円13,465円0.75%以内大和アセットマネジメント
JPX日経400レバレッジ・インデックス1467JPX日経400ブル2倍上場投信(レバレッジ)2.7億円126,400円0.75%以内シンプレクス・アセット・マネジメント
JPX日経400インバース・インデックス1465ダイワ上場投信-JPX日経400インバース・インデックス2.7億円5,220円0.75%以内大和アセットマネジメント
JPX日経400インバース・インデックス1468JPX日経400ベア上場投信(インバース)0.6億円47,730円0.75%以内シンプレクス・アセット・マネジメント
JPX日経400インバース・インデックス1471NEXT FUNDS JPX日経400インバース・インデックス連動型上場投信(注5)1.2億円3,350円0.8%以内野村アセットマネジメント
JPX日経400ダブルインバース・インデックス1466ダイワ上場投信-JPX日経400ダブルインバース・インデックス2.1億円2,160円0.75%以内大和アセットマネジメント
JPX日経400ダブルインバース・インデックス1469JPX日経400ベア2倍上場投信(ダブルインバース)4.5億円21,385円0.75%以内シンプレクス・アセット・マネジメント
JPX日経400ダブルインバース・インデックス1472NEXT FUNDS JPX日経400ダブルインバース・インデックス連動型上場投信2.2億円859円0.8%以内野村アセットマネジメント
JPX日経400レバレッジ・インバース型の国内ETFの一覧

JPX日経400に連動するETFはどれも純資産総額が小さく、取引量も多くないためおすすめできません。

※※個人の見解です※※

NASDAQインバース型の国内ETF

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対象指標コード名称純資産額
(2022.1.31)
最低買付金額
(2022.2.24)
信託報酬(税抜き)管理会社
NASDAQ100インバース指数2842iFreeETF NASDAQ100インバース1億円30,110円0.75%以内大和アセットマネジメント
NASDAQインバース型の国内ETFの一覧

なぜか1つだけぽつんとあるNASDAQ100のインバース商品。

純資産額も小さいですが、取引量は思ったより大きいです。

選択肢がないからかもしれません。

レバレッジ・インバース型のETFとは

順番が前後しましたが、レバレッジ・インバース型のETFとは何でしょう。

具体的な数値で見ていきましょう。

レバレッジ(ブル)型ETF

レバレッジ2倍の例がこちら。

TOPIXの変動+5%に対して、TOPIXレバレッジ2倍は+10%となります。

指標対前日比
TOPIX+5%
TOPIXレバレッジ2倍+10%

これは1日であれば正しい姿です。

しかし、複数日保有していると、イメージとは違ったものになってきます。

スクロールできます
指標基準日1日目2日目3日目
TOPIX100110
(対前日比+10%)
121
(対前日比+10%)
133.1
(対前日比+10%)
TOPIXレバレッジ2倍100120
(対前日比+20%)
144
(対前日比+20%)
172.8
(対前日比+20%)
実質レバレッジ2倍2.095倍2.199倍

実質のレバレッジは複利効果によって2倍より大きいものとなります。

上昇相場のときは気分がいいかもしれません。

下落相場ではどうでしょうか。

スクロールできます
指標基準日1日目2日目3日目
TOPIX10090
(対前日比-10%)
81
(対前日比-10%)
72.9
(対前日比-10%)
TOPIXレバレッジ2倍10080
(対前日比-20%)
64
(対前日比-20%)
51.2
(対前日比-20%)
実質レバレッジ-2倍-1.894倍-1.800倍

基準額が下がったところに対前日比のマイナスを乗じるため実質レバレッジは逓減します。

最後にレンジ相場の場合を見てみましょう。

スクロールできます
指標基準日1日目2日目3日目
TOPIX100105
(対前日比+5%)
94.5
(対前日比-10%)
100.17
(対前日比+6%)
TOPIXレバレッジ2倍100110
(対前日比+10%)
88
(対前日比-20%)
98.56
(対前日比+12%)
実質レバレッジ2倍2.182倍-8.471倍

レンジ相場ではTOPIXはほぼ元の状態に戻ったとしても、レバレッジ2倍では元の状態まで戻すことができません。

これを減価といい、レンジ相場になると減価が進みます。

このことから、レバレッジ型ETFは上昇相場では短期的に威力を発揮しますが、レンジ相場になっている場合に長期保有することはおすすめできません。

インバース(ベア)型ETF

次にインバース型ETFを見てみましょう。

TOPIXの+5%に対してインバース型は-5%と反対の動きをします。

ダブルインバース型では-10%と-2倍の動きになりますね。

指標対前日比
TOPIX+5%
TOPIXインバース-5%
TOPIXダブルインバース-10%

例えばダブルインバース型ETFを複数日保有した場合を見てみます。

スクロールできます
指標基準日1日目2日目3日目
TOPIX10090
(対前日比-10%)
81
(対前日比-10%)
72.9
(対前日比-10%)
TOPIXレバレッジ2倍100120
(対前日比+20%)
144
(対前日比-20%)
172.8
(対前日比+20%)
実質レバレッジ2倍2.316倍2.686倍

これも複利効果により2倍よりもかなり大きいレバレッジとなります。

レバレッジ・インバース型のETFのメリット

大きなリターンを見込める

指数に対して2倍の動きをするよう設定されているため、通常よりもレバレッジが効いていることになります。

また、先ほどの例のように、複数日保有すると単に2倍ではなく複利効果により2倍以上のレバレッジとなります。

リスクヘッジができる

主に現物株で投資している場合、経済指標の悪化や悪材料による指数の大幅下落が見込まれる際、インバース型やダブルインバース型ETFを利用することでリスクヘッジが可能です。

投資の幅が広がることは大きなメリットです。

リスクヘッジとして一時的に利用するのであればインバースよりもダブルインバースの方が利用価値は大きそうです。

レバレッジ・インバース型のETFのデメリット

価格変動が大きい

大きなリターンが見込めるということは、イコール大きなリスクを背負うということ。

レバレッジが効いていなくても、株式市場における下落局面の下落スピードは速いです。

経験者は分かると思いますが、上昇相場の比ではないです。

そんな状況でレバレッジ2倍を保有していると、瞬く間に評価額は下がります。

価格変動が大きいということは肝に銘じておきましょう。

保有コストが大きい

通常のETFに比べて管理会社における難易度は高めであるため、保有コスト(信託報酬)は約0.75~0.8%の商品が多く、高めに設定されています。

減価が起こる

先ほどの例で出てきましたが、レバレッジやインバース型のETFはレンジ相場においては減価が起こります。

例え指数が元の位置に戻ってきても、レバレッジが効いている場合は元の位置には戻ってこられません。

これらのデメリットを考慮すると、レバレッジやインバース型商品は長期保有には向いてないといえます。

まとめ

レバレッジ・インバース型ETFは純資産総額や取引量を考慮して次の銘柄が利用しやすいです。

対象指標コード名称
TOPIX レバレッジ(2倍)指数1367ダイワ上場投信-TOPIXレバレッジ(2倍)指数
TOPIXダブルインバース(-2倍)指数1356TOPIXベア2倍上場投信
日経平均レバレッジ・インデックス1570NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信
日経平均ダブルインバース・インデックス1357NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信
レバレッジ・インバース型のおすすめ国内ETF(再掲)

レバレッジ・インバース型ETFは価格変動や保有コストが大きく、減価も起きることから長期保有には向いていない。

リスクヘッジのための短期保有での取引に利用価値が大きい。

損失が大きくなるリスクが大きいため慎重に利用しましょう。

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この記事を書いた人

30代/元税務署職員/FP2級/妻と子2人
持ち家のローン地獄と戦いながら、代用有価証券FX×ETF積立をメインに約1500万円運用中
積立NISA/iDeCo/仮想通貨積立/高配当株/株主優待などに分散投資

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