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【爆損からの復活】トラリピ2年半の実績と感想・今後の展望
2024年3月で私がトラリピを開始して約2年半です。
4月に入り、これまで続いてきた円安がさらに進行、インフルエンサーの影響もあってかトラリピのロスカット、損切りの報告がX(旧ツイッター)のタイムラインで過去一多かったように思います。
爆損、後悔、トラリピやめる、どれも衝撃的な文面が画像とともに流れてきました。
私自身も運用方法を思考錯誤しながら続けてきたトラリピ、順風満帆ではありませんでしたが、今のところ止める予定はありません。
生き残っているものとしてこの2年半の実績を振り返り、少しでも誰かの参考になればと思います。
この記事を書いている人
- メインは代用有価証券FX×ETF積立で1,500万円以上運用
- NISA、iDeCoでの投信積立、暗号資産積立など分散投資
- 元税務署職員/FP2級
- 30代夫婦・2人の子ども/持ち家ローン有り
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トラリピ2年半の運用実績
2024年4月で口座を大幅に整理したため、これを機会にトラリピ約2年半の運用実績を振り返ることにしました。
ぱっぱかぱーん!
トラリピだけでいうと、利益34万円!!
どやるな。
利回り悪い。
何してたの。
徐々に増資しているとは言え、2024年3月末での運用額(株式評価額+現金)は約1700万円、2年半の最終的な利益は34万円です。
ビビりますよね、とても立派な成績とは言えません。
それでも今のところ後悔もしていないし、トラリピを止める予定でもありません。
通貨ペアごとの成績(2024年3月末)は次のようになっていました。
通貨ペア | 累計確定利益 | 現評価損益 | 差引損益 |
---|---|---|---|
①USD/CAD | 531,388円 | -167,313円 | 364,075円 |
①EUR/NZD | 722,812円 | -604,560円 | 118,252円 |
②EUR/GBP | 569,157円 | -107,974円 | 461,183円 |
②USD/CHF | 952,745円 | -18,502円 | 934,243円 |
①②MXN/JPY | 244,736円 | 0円 | 245,360円 |
スワポ振替 | 598,498円 | - | 598,498円 |
撤退・裁量 | -2,380,642円 | - | -2,380,642円 |
合計 | 1,239,318円 | -898,349円 | 340,969円 |
撤退・裁量の内訳
- 2023.1撤退:EUR/JPY△1,013,356、CAD/JPY△1,141,805、NZD/USD△561,331
- 2023.11撤退:NZD/JPY+462,916円
- 裁量:△126,442円
運用期間を区切って見ていきます。
マネスクのトラリピ[2021.8~2021.10]
マネースクエアでのトラリピを2021年8月から2021年10月の3か月だけやっていました。(先ほどの運用実績には含まれていません。)
「自動でこんな儲かるの?運用額大きければ仕事辞めれるじゃん!」そんな気持ちになったのを覚えています。
そう、その時はまだトラリピの確定利益につられ、含み損の恐ろしさをまだ分かっていません。
トラリピを撤退する人もいれば、始める人もいると思うので念のため言っておきますが、
確定利益に意味はありません。含み損も加味した総損益が本当の利益です。幻想を抱かないように注意しましょう。
その後、代用有価証券FXを知り、手動トラリピを知り、すぐに移行しています。
- 代用有価証券FX・・・保有している株式を担保にFXができる
- 手動トラリピ・・・マネースクエアのトラリピではなく、自分でIFD注文をする取引方法
手動トラリピ前半[2021.11~2022.9]
2021年11月から2022年9月(11か月)までの運用が私の中での手動トラリピ前半期です。
2022.9末で含み損が約250万円とトラリピの全運用期間で最大でした。
この月は確定利益を消費(損切り)しながらも含み損が250万円、損切りしていなければもっと多い含み損です。
当時の画像が次のものです(スワップは表示方法が誤っています。)。
この期間だけでいうと、総損益(確定利益-含み損)=△230万円です。
このとき運用している通貨ペアは、全部で7通貨ペアでした。
- EUR/NZD買い、NZD/JPY買い、EUR/JPY売り
- EUR/GBPハーフ、USD/CHFハーフ、CAD/JPYハーフ、NZD/USDハーフ
ご存知の方も多いと思いますが、当時はEUR/JPY売りがプラススワップ。
クロス円売りでのプラススワップは貴重で、売りで設定している人はわんさかいた印象です。私も漏れなく売りで運用していました。
その後、日本だけがマイナス金利政策を継続。
例えば、EUR/JPYは2021年11月で131.9円、2022年9月で141.9円と円安が進んでいます。
このままではヤバいと思い、2022年9月に運用通貨ペアを見直し、徐々に損切り、完全撤退したのが2023年1月です。
当時でもかなり円安が進んでいた印象ですが、2024年5月現在では164.5円と比になりません。
運用を続けていたらと思うとゾッとします。
誰かの運用設定や考えを真似るのは自由だけど、自分のお金は自分で守らないといけないと改めて自覚したよね。
レンジを想定せずに楽にお金儲け、そんな甘い話はありませんでした。長期でのファンダメンタルズ考慮は超重要でした。
一気に損切りするのは精神的に辛かったため、いずれかの通貨ペアで確定利益があるごとに1つ損切りするなどの対策を講じました。
今もなおまだ損切りしたいけどできない人もいるかもしれませんが、止めるならいつかはケリをつけないといけません。自分ができることを考えて行動しましょう。
手動トラリピ後半[2022.10~2024.3]
2022年10月から2024年3月までが手動トラリピの後半(1年6か月)と位置付けています。
この時期には次のようなことを行いました。
- 運用資金に合った通貨ペア数や、トラップ幅の検討。
- 3通貨ペアでのすくみに懐疑的になりやめる。
- マイナススワップの大きいクロス円を多く運用するのはやめる。
- ポジション取りは状況に応じて間引く。
- 確定利益は状況に応じて伸ばす。
これらにより、2022年10月から2024年3月の期間(1年6か月)に絞ると、総損益は+260万円と悪くないように思っています。
爆損からの復活!!
両建てをした時期もあるけど、損切りを先延ばしにするだけであまり効果的ではなかったね。
裁量で取引する人に両建てする人はほとんどいないようです。
FX初心者やトラリピしかやっていない人にとっては解除時期が難しく、往復ビンタもくらいやすい、おススメできません。
トラリピ2年半の感想
ぐだぐだと書いてきましたが、前半の1年では△230万円、後半の1年半で+260万円、最終的に+30万円です。
爆損も爆益も経験しました。
今言えるのは、マネースクエアの自動トラリピであろうと、他社で手動でトラリピをやろうと、要はやり方しだいだと感じています。
私も前半の運用を継続していたら大幅なマイナス、ロスカットに追い込まれていた可能性も大、再起不能だったかもしれません。
いつまでも通用するレンジや通貨ペアはない。時には損切りも、損切りする勇気も必要ってことね。
これを念頭に置いてうまく付き合っていかないと、トラリピ運用は成功しません。
もう一点、含み損が膨らんだときに冷静に損切りにふん切れたのは、代用している株式(ETFによるインデックス投資)の運用益があり、心のゆとりがあったからです。
もちろん都合よく株式の運用益があるとは限らないけどね。
それでも、FXとは異なり、株式投資の長期の運用はプラスになると信じており、現金でなく株式を使ってFXをすることは有用と考えています。
トラリピの今後の展望
世界戦略+ペソっとおにー運用
この4月からは、通貨ペアをマネースクエアの世界戦略(AUD/NZD、EUR/GBP、USD/CAD)とペソっとおにー(MXN/JPY)の合計4通貨ペアでの運用としています。
世界戦略の通貨ペアについては、マネースクエアの公式サイトに記載のメリットを期待しています。主に次のようなことが書いてあります。
- 地域固有のリスクを緩和
- 24時間、365日アクティブ
- 値動きに相関がない
- 収益チャンスが多い
- 価格変動リスクを抑える
これまで運用しているUSD/CHFやEUR/NZDもトラリピ向きとは思ってはいますが、含み損益の起伏が激しく、今後は裁量取引で扱うこととしました。
裁量の勉強
手動トラリピの後半期の成績が多少良かったとは言え、いつまでもこのような成績が続きとは限りません。
為替で絶対はなく、ここ数年のクロス円のような動きをする通貨ペアが発生する可能性はいつでも潜んでるよね。
そんな時に、潔く損切りや方向転換ができるように、これまで避けてきた裁量を始めることにしました。
トラリピは主にレンジを期待した取引方法のため、まずはそれを補完できるようなレンジブレイクの手法を勉強していきたいと考えています。
今読んでいる本はこちらです。
定期的にX(旧ツイッター)でアウトプットしていきたいと思っています。
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