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【EUR/NZD】ユロニュジのトラリピ運用設定
EUR/NZDは取扱いのあるFX会社が少ないこともあってかトラリピで利用する方をあまり見かけません。これにより私の中でのユロニュジのお気に入り度はトップです。肝心の成績も適度なボラティリティで実力十分。
こちらの記事ではEUR/NZDの私のトラリピ運用設定を紹介します。ぜひ最後まで見ていただき、こんな通貨ペアもあるんだと参考にしてもらえると嬉しいです。
この記事を書いている人
- メインは代用有価証券FX×ETF積立で1,500万円以上運用
- NISA、iDeCoでの投信積立、暗号資産積立など分散投資
- 元税務署職員/FP2級
- 30代夫婦・2人の子ども/持ち家ローン有り
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【EUR/NZD】ユロニュジのトラリピ運用設定
結論であるトラリピ運用設定はこちらです。
通貨ペア | 区分 | レンジ | トラップ幅 | 利益確定幅 |
---|---|---|---|---|
EUR/NZD | 買い | 1.485~1.635 [11本] | 150pips [0.015ドル] | 200pips [0.020ドル] |
売り | 1.650~1.800 [11本] | 150pips [0.015ドル] | 200pips [0.020ドル] |
根拠としたバックテスト結果はこちらです。あくまでバックテストの結果であり、今後もこのような成績が続くわけではないことに留意しましょう。
確定利益 | 最大含み損 | 最大必要資金 | 年利回り | 含み損期間 |
---|---|---|---|---|
3,469,532 円 | -1,622,395 円 | 2,252,372 円 | 15.40 % | 87.51 % |
- バックテスト期間:2013.7~2023.6
- 取引単位:1万通貨
- スワップ考慮なし
ちなみに私の場合はきっちり設定どおりにトラリピを実行するわけではないです。ポジション取りを控えたり、積極的に取りにいくこともありますので御了承ください。
設定した過程を紹介していきます。
バックテストについて
ツールはブロガーさんのもので、日足データ(investing.comを使用)で計測しています。トライオートFXでほぼ同期間でバックテストを比較した結果、多少差異が生じます。その前提で見ていただくようお願いいたします。
(例)
【EUR/NZD】ユロニュジの運用レンジ
私の場合は、長期チャートでどのような特徴があるかを掴み、10年間のバックテストで運用レンジを設定することにしています。
ユロニュジの長期チャート
リーマンショック時は比較できないほどにユーロ高となっています。また、コロナショック時にも大きくユーロ高となっています。
リスクオフ時には急騰する癖があるようね。
ただし、それを除けば全体で1.4000~1.9000の5,000pipsに収まり、比較的トラリピ向きの通貨ペアと判断しています。
ユロニュジの運用レンジ
運用レンジは10年間(2013年7月~2023年6月)のバックテストで決めていきます。
10年間のうちにコロナショックが含まれるから、そのままバックテストをすればこのショック相場を含んだ必要資金を算出できるね。(ただし、当時の円換算レート)
まずはEUR/NZDの日足データを取得してヒストグラムを作成しました。
個人的には下のような綺麗な形(端が小さく、中心が高く上がったグラフ)になるものが、含み損が少ないところでリピートしやすくトラリピ向きと判断しています。
私は2つの理由からヒストグラムの上下3%前後を含めない範囲にトラップを仕掛けるレンジとします。
- 通常時のハーフ&ハーフにおけるレンジ中央を正確に定めるため。(行き過ぎたレンジは考慮せずに中央値を決めたい。)
- どこまでいくか分からないショック相場でポジション取りを控え、リスク回避するため。(人は思ったより含み損に耐えられない。レンジ端までポジションを持たない想定にしておく。)
(例)
これによりEUR/NZDの大まかな運用レンジを決定しました。
通貨ペア | 区分 | レンジ |
---|---|---|
EUR/NZD | 全体 | 1.4850~1.7850前後 |
中央 | 1.6600~1.6750前後 |
リスクオフ時のポジションは取り過ぎないように気を付けます。
【EUR/NZD】ユロニュジのトラップ幅
大まかな運用レンジが決まれば次はトラップ幅です。トラップ幅は自分の運用資金に応じて調整する必要があります。
私の場合、今回EUR/NZDに振る運用資金250万円。バックテストでトラップ幅を変更しながら最大必要資金を確認し、レンジ幅も微調整します。
私の割り当てた運用資金の範囲内で採用したトラップ幅は150pipsです。
通貨ペア | 区分 | レンジ | トラップ幅 | 最大含み損 | 最大必要資金 |
---|---|---|---|---|---|
EUR/NZD | 買い | 1.485~1.635 [11本] | 150pips [0.015ドル] | -1,622,395 円 | 2,252,372 円 |
売り | 1.650~1.800 [11本] | 150pips [0.015ドル] |
- バックテスト期間:2013.7~2023.6
- 取引単位:1万通貨
- スワップ考慮なし
チャートに落とし込むと次のようになります。(再掲)
また、現在の円安の状況ではバックテストよりもロスカットレートが厳しいことに注意です。
DMM FXの証拠金シミュレーションで最大ポジション保有したときのロスカットレートを確認した結果が次のとおりです。
買い | 売り | |
---|---|---|
最大ポジ数 | 11 | 11 |
平均レート | 1.5600 | 1.7250 |
ロスカットレート | 1.3260 | 1.9466 |
- 運用資金250万円
- NZD/JPY=87円
資金250万円でこのトラップ幅だと売りポジションのロスカットレートが心許ないです。複数通貨ペア運用していて運用資金に遊びがあれば少し安心できます。
【EUR/NZD】ユロニュジの利益確定幅
レンジとトラップ幅が確定したため、最後に利益確定幅を決めていきます。
「利益確定幅は広めの方が利回りが高い」がトラリピ界で定説となりつつあります。
利益確定幅が広いほど利確も少なくてつまらないわ!多少自分の譲れない条件は加えてもいいんじゃない!?
私の場合は次の条件を付けます。
- 月1回以上の利益確定を目安(月1回、確定利益でETFを購入し、代用有価証券FXとして再投資する。)
- トラリピの出口を広くするために、可能な限り含み損期間を少なくする。
代用有価証券FXの概要についてはこちらで紹介しています。
バックテストの結果はこちらです。
利益確定幅 | 累計利益 | 決済回数 | 決済回数(月) | 平均利益率 | 含み損期間 |
---|---|---|---|---|---|
100 pips | 2,522,810 円 | 320 回 | 2.67 回 | 11.20% | 92.95% |
200 pips | 3,469,532 円 | 220 回 | 1.83 回 | 15.40% | 87.51% |
300 pips | 4,065,228 円 | 172 回 | 1.43 回 | 18.05% | 80.73% |
400 pips | 4,587,896 円 | 145 回 | 1.21 回 | 20.37% | 73.64% |
500 pips | 4,952,120 円 | 125 回 | 1.04 回 | 21.99% | 66.44% |
600 pips | 5,094,606 円 | 107 回 | 0.89 回 | 22.62% | 61.15% |
700 pips | 5,031,642 円 | 90 回 | 0.75 回 | 22.34% | 56.82% |
800 pips | 5,042,640 円 | 79 回 | 0.66 回 | 22.39% | 52.26% |
900 pips | 5,045,967 円 | 70 回 | 0.58 回 | 22.40% | 45.82% |
1000 pips | 4,975,310 円 | 62 回 | 0.52 回 | 22.09% | 44.60% |
累計利益や含み損期間を見ると300~400pipsあたりが良さそうですが、決済回数が少なく感じます。
月1回利確を確実に達成できそうな200pipsを採用します。レンジ端のポジションでは300pipsにするなど柔軟に対応していきたいところです。
【EUR/NZD】まとめ
以上で、運用レンジ、トラップ幅、利益確定幅が出そろいました。
通貨ペア | 区分 | レンジ | トラップ幅 | 利益確定幅 |
---|---|---|---|---|
EUR/NZD | 買い | 1.485~1.635 [11本] | 150pips [0.015ドル] | 200pips [0.020ドル] |
売り | 1.650~1.800 [11本] | 150pips [0.015ドル] | 200pips [0.020ドル] |
個人的にはトラリピで最愛の通貨ペアです。リスクオフ時の対応について検討しておけば、大切なパートナーになってくれそうです。
現在の私の運用通貨ペア全体像はこちらで紹介しています。
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