東証に上場している国内債券の指数に連動するETFのおすすめを紹介します。
また、国内債券ETFをもつ意味についても考察しました。
債券に分散投資したい方は必見です。
国内ETFはこちらの記事で総まとめしています。

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- 本ブログの運用実績に偽りはありませんが、その他の投資に関する情報は個人的見解を含みます。投資に関する決定は自らの判断と責任で行っていただきますようお願いします。
- 各数値等は最新のものをご自身でご確認いただきますようお願いいたします。
国内債券ETFのおすすめ
まずは結論から。
国内債券ETFのおすすめはこの2本です。
コード | 名称 | 信託報酬(税抜き) | 純資産額(2021.12.30) | 最低買付金額(2022.2.22) | 分配金利回り | 分配金回数 | マーケットメイカー | 管理会社 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2510 | NEXT FUNDS 国内債券・NOMURA‐BPI総合連動型上場投信 | 0.07% | 434.2億円 | 9,801円 | 0.38% | 2回 | 〇 | 野村アセットマネジメント |
2561 | iシェアーズ・コア 日本国債 ETF | 0.06% | 350.7億円 | 2,652円 | 0.75% | 4回 | 〇 | ブラックロック・ジャパン |
マーケットメイカーとは
本制度において、当取引所は、申請をもとに銘柄ごとにマーケットメイカーを指定し、指定を受けたマーケットメイカーは、気配提示義務を履行することで、インセンティブ(報酬)を得ることができます。マーケットメイカーが気配提示義務を履行することによって、対象のETFに対して、需給動向を踏まえた公正な価格で、十分な量の気配が提示されることになり、投資家の皆様が売買をしたいタイミングで、より良い価格で売買する環境を提供できるようになります。
日本取引所グループ マーケットメイク制度の概要
と言っても少し分かりにくい気がしますね。
分かりやすかった東証マネ部の記事のリンクも貼っておきます。
おすすめというより、実は国内債券のETFってこの2本しかないんです。
個別で見ていきましょう。
NEXT FUNDS 国内債券・NOMURA‐BPI総合連動型上場投信(2510)
国内債券NOMURA-BPI総合マザーファンド受益証券と日本の公社債を主要投資対象とし、「NOMURA-BPI総合」に連動する投資成果を目指すETF。
ベンチマークの内容はこちら。
NOMURA-BPI総合は、野村證券株式会社が公表する、国内で発行された公募利付債券の市場全体の動向を表す投資収益指数で、一定の組み入れ基準に基づいて構成された債券ポートフォリオのパフォーマンスをもとに算出されます。
参照元 東証マネ部!
純資産総額は約434億円と十分な金額。
分配金利回りは0.38%です。
これを大きいとみるか。
低金利が続いており銀行預金利率が0.001%であることを考えると大きいのかもしれません。
そして信託報酬0.07%。
これだけ見ると低いように見えますが、分配金利回り0.38%に対して信託報酬0.07%と思うとどうなのでしょうか。
高く感じてしまうのは私だけでしょうか?
基準価額と純資産総額の推移を見てみます。

ここ数年の基準価額は下がってきていますが、設定来ではプラス0.8%。
推移を見てもローリスクローリターンと呼ばれるだけあって値動きは小さいですね。
iシェアーズ・コア 日本国債 ETF(2561)
日本の国債(償還残存期間1年以上)への投資を通じて、「FTSE日本国債インデックス 」との連動を目指すETF。
FTSE日本国債インデックスは、日本銀行保有分および財務省償還分を除いた、償還残存期間1年以上の日本国債を時価総額で加重平均した日本国債市場の値動きを表す債券インデックスです。FTSE Fixed Income LLCが算出・公表しています。
参照元 東証マネ部!
純資産総額は約350億円とこちらも十分な金額。
分配金利回りは0.75%と、NEXT FUNDS 国内債券・NOMURA‐BPI総合連動型上場投信(2510)に比べる大きいです。
信託報酬0.06%とこれも2510に比べると低い水準となっています。
基準価額と純資産総額の推移を見てみます。

設定来、基準価額は下がり続けているようです。
ローリスクローリターンといっても、設定来-3.29%というのはリスクに対してリターンが見合っていないように感じます。
国内債券ETFとは
順番が前後してしまいましたが、国内債券について考えてみます。
債券とは国がだす国債、地方公共団体がだす地方債、会社がだす社債などあります。
債券のメリットは、債券をだす発行体がつぶれない限り、満期(償還日)になれば額面が返ってきて、それまでの間も、半年に1回など定期的に利子が受け取れる点。
デメリットは途中で売買しようと思っても手続きが面倒であること。
投資信託やETFの形で保有するとどうなりますか?
いつでも売買できるため、債券のデメリットはなくなったように思います。
しかし、基準価額が動いて売買されるため、元本保証はされずメリットが失われてしまいます。
じゃあ、投資信託やETFの形で保有する意味は何でしょうか。
それは次の目的を達成するためです。
- 多くの種類の債券に分散投資したい。
- 世界中の国債や社債などに分散投資したい。
- 分配金を半年に1回ではなく、もっと多い頻度でほしい。
一般人が多数の債券や世界中の債券を保有することは困難ですし、分配金を毎月もらうような債権は投資信託やETFの形でないとありません。
逆にこれらを目的としない場合は投資信託やETFの形で保有する意味はないでしょう。
国内債券ETFはおすすめできるか
※※個人的見解です。※※
ここまで紹介しておいてなんですが、おてぴの場合は国内債券ETFを保有していません。
投資信託やETFの選び方は次の記事で紹介しました。
自分の場合、ある程度資産拡大は必要だが、資金が必要な時に大暴落で一銭もないよでは困るという状態。
そこで教育資金は先進国株、老後資金は全世界株の投資信託やETFと決めています。
しかし、人によっては債券ETFを必要とします。
守りのポートフォリオを組む方です。
ある程度の資産があり、株と債券半分でとか。
そんな方は債券ETFをもつ意味があって、その債券のうちの国内債券は今回の2つから選ぶのがよいでしょう。
まとめ
今回は日本市場の国内債券の指数に連動するETFを紹介しました。
国内債券に分散投資するETFを探している人の参考になればと思います。
せっかくETFで運用するならそれをもっと活用する代用有価証券FX
があります。
興味がある方はこちらもどうぞ。


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