この記事では、インデックス投資信託を始めようと思うけど、どのファンドがいいかわからないという方に、 実際に私が運用した結果も公開しながら、おすすめファンド2つを紹介します。
手数料などの数値は、2021年7月29日時点、私が実際に利用しているSBI証券の数値を引用しています。
- 画像はタップして拡大できます。
- 本ブログの運用実績に偽りはありませんが、その他の投資に関する情報は個人的見解を含みます。投資に関する決定は自らの判断と責任お願いします。
初心者が投資信託を始めるならこの2つ

実際に私が運用していたファンド2つがこちらです。
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- これ1本で、先進国株式、日本株式、新興国株式、先進国債券、日本債券、新興国債券、国内リート、先進国リートに12.5%ずつ分散投資できる。
- 自分でリバランスする必要がなく、ファンド会社が自動でリバランスを行ってくれるため、手間が全くかからない。
- 売買手数料:ノーロード
- 信託報酬:年0.154%以内(受益者還元型信託報酬)で個別のインデックスファンドを組み合わせるよりも低い。
(500億円未満:0.1540%、500億円以上1,000億円未満:0.1485%、1,000億円以上:0.1430%)
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 日本を除く主要先進国の株式に投資できる。
- 売買手数料:ノーロード
- 信託報酬:0.1023以内
ノーロードとは・・・
販売手数料(load/ロード)がかからない投資信託。
地方銀行などの店舗型の販売会社ではノーロード投資信託を取り扱っていないことが多く、ネット証券会社などのメインどころの投資信託はノーロードとなっている。
リバランスとは・・・
投資信託の保有割合は値動きで変わるため、値動きにより保有割合が多くなった投資信託を解約し、保有割合が少なくなった投資信託を購入するなどして、定期的に、目標としているポートフォリオ(投資信託の割合)に戻すこと。
運用金額とその割合

私が実際に運用していた金額は、スポット投資と月10万円の積立投資です。積立投資の割合は、
メインをeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)とし、70%(7万円)
サブを<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドとし、30%(3万円)
これによるポートフォリオは次のようになります。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド30%
- 先進国株式・・・・12.5%×70/100 + 100%×30/100=38.75%
- 日本株式・・・・・12.5×70/100=8.75%
- 新興国株式・・・・12.5%×70/100=8.75%
- 日本債券・・・・・8.75%
- 先進国債券・・・・8.75%
- 新興国債券・・・・8.75%
- 国内リート・・・・8.75%
- 先進国リート・・・8.75%
株式が約56%、債券が約26%、リートが約18%です。
あまりリスクを取りたくない方の中には債券の割合が小さいように感じる方もいるかもしれませんが、別で現金を持っていることを考慮するとそんなに小さくもありません。
現金をあまり保有しないということであれば、もう少し eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) の割合を増やしてもいいかもしれません。
ちなみに過去の相場での eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) の積立シミュレーションは次のとおりです。
運用結果

ここが一番気になるところだと思います。
結局儲かったのか、2017年から投資信託を始め、積立投資と余裕があるときのスポット投資を重ねてきた結果がこちらです。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
】.png)
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、2021年中途に全て解約済みですが、約4年間で、約187万円の元本に対して約27万円の利益(トータル利率14.80%、年利3.2%)を確定させました。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を解約した理由とその後の割合については、次の記事で紹介していますが、簡単にいうと、自分で資産割合を変更したくなったためです。
を解約した理由-300x169.jpg)

続けていると、初心者でも少しずつこうしたいという気持ちが出てきます。
そう思い始めたときにまた行動に移せばいいだけなので、肝心なのはまずは始めることです。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、現在も保有中であり、最近になって約150万円のスポット購入を行いました。
このスポット購入を行う前は、約130万円の元本に対して約45万円の利益が乗っているため、トータル利率34%(年利8%)でした。
今後もこちらのファンドは積立を継続していく予定です。
上記2つのファンドについて、今回我が家でプラスだったからといって今後もプラスになる保証はどこにもありませんが、基本的に、インデックス投資においては、ドルコスト平均法などにより、運用期間が長くなるになるにつれて勝率は高くなります。
この2つのファンドとした理由

とりあえず始めてみる
投資信託にもいろいろな種類があり、どれから始めていいか分からないという方が多いと思います。
私自身も始めはどれにしようかとても迷いました。
最終的には、とりあえずバランス型にしとけばいいかという気持ちと、冒険してみたいという気持ちから上記のような割合としました。
バランス型では、信託報酬等を考慮すると、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)が頭一つ抜けている感じがします。
先進国株式では、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドでなく、三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックスでも大差ないです。
分散投資しておく
中には、アメリカが最も経済成長率が高い、不景気からの復帰が早いといった理由でS&P500をベンチマークとする投資信託1本という方もよくいらっしゃいます。
もちろん人それぞれ考え方が異なりますし、その人の置かれた状況や運用期間によって選択は変わってきます。
次の表はここ数年の資産クラス別リターンの推移です。

アメリカ株式というのは表にありませんが、先進国株式だけに投資した場合で見ると、2008年リーマンショック時には-51.6%となっています。
投資元本1,000万円をタイミングが悪いときに先進国株式に投資した場合、500万円となってしまった、これに自分が耐えられるのか。これがリスクを取るということです。
人によって許容できるリスクは異なります。
私の場合、余裕資金での運用を心掛けていますが、子どもの養育費が思った以上に必要になったときに、タイミング悪くアメリカ市場が大暴落していたらどうでしょう。
解約するにも損が出ていると、これまでの積み立てが意味がなかったなーと感じてしまうかもしれません。
それに比べ分散投資であるバランス型を見てみると、各資産クラスのだいたい真ん中に位置していることが分かります。
好景気なときには、アメリカ株式100%のときよりもリターンが得られないかもしれませんが、不景気なときでも、リート、債券が含まれているだけで、アメリカ株式1本に比べると基準価格の下落はよっぽど緩やかな下落になります。
私は、最終的にリスク分散を重視し、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)7割、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド3割の2本立てを選択しました。
※ 現在は eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を解約し、別ファンドに移行していますが、投資初心者の場合、上記2本立てが分かりやすく、おすすめであることに変わりはありません。
どのインデックス投資信託がいいか悩んでいるあなたへ
-300x212.jpg)
私自身も悩みながらとりあえず始めてわかりましたが、同じベンチマークを目指すインデックス投資信託で、ノーロード、信託報酬0.1%前後であれば、結果はほぼ変わらないです。
何せ同じベンチマークを目指すのだから当たり前です。
(アクティブファンドであればもう少し吟味する必要が出てくるかと思います。)
それなら悩むよりもすぐにでも、少額からでも積み立て投資を始め、やりながら学んでいく方がよっぽど効率的です。
今回おススメした2本以外でも一向に構いません!まずは、行動に移しましょう!
まとめ

今日のまとめは次のようになります。
- 初心者で投資信託を始めるなら、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)7割、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド3割の2本立てがおススメ。
- リターンだけを考えるのではなく、自分が耐えうるリスクを想定しながらファンドを選択し、ポートフォリオを組む。
- どのインデックス投資信託がいいか悩むよりも、すぐに投資を始め、やりながら学んでいく方がよっぽど効率的。
口座開設していない方は、まずは口座開設から始めましょう。口座開設だけであれば無料です!まずは始めることから!
>>ット証券No1の呼び声<<
コメント