我が家のiDeCoでは、セゾン投信の2つの投資信託、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとセゾン資産形成の達人ファンドを積立しています。
今回はその運用結果と本音(メリット・デメリット)、今後の方針について紹介していきます。
セゾン投信ってどうなの??セゾン投信で積立してるけど他の人の結果や感想はどうなの??そんな方に見ていただければと思います。
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- 本ブログの運用実績に偽りはありませんが、その他の投資に関する情報は個人的見解を含みます。投資に関する決定は自らの判断と責任お願いします。
セゾン投信を選択した理由

私が投資信託を始めたきっかけは、セゾン投信の代表取締役である中野晴啓さんが執筆している「投資信託はこの9本から選びなさい」を読んだことです。
中野晴啓さんは日本の投資信託の抵コスト化の先駆けと言われており、販売当初は、セゾン投信の信託報酬は他のファンドに比べ低いことで知られていました。
この本は、投資をしたことがなかった私でもわかりやすく投資信託のメリットや複利の効果、どういった投資信託を選ぶべきかということを教えてくれ、私が資産運用を始めるに至った大切な本です。
iDeCoは老後まで長期間積立するという前提があることから、この人が代表をしている投資信託なら問題ないだろうという精神的な面から、セゾン投信を選択しました。
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セゾン投信の運用結果

積立割合は、安定志向で次のようにしています。
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド・・・7割
- セゾン資産形成の達人ファンド・・・3割
運用期間は、私(夫)分が約5年(楽天証券)、妻分が約3年(SBI証券)です。
積立のため、1年あたりの利回りの算出は難しいですが、単に運用年数で割ったとしても十分すぎる利回りを達成しました。


まとめると次のようになります。
ファンド | 取得価格 | 現在評価額 | 評価損益 | 利回り | 単に運用年数で割った利回り |
---|---|---|---|---|---|
夫)セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 442,216円 | 552,496円 | 110,280円 | 24.9% | 5.0% |
夫)セゾン資産形成の達人ファンド | 184,846円 | 262,423円 | 77,577円 | 42.0% | 8.4% |
妻)セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 324,854円 | 396,160円 | 71,306円 | 22.0% | 7.3% |
妻)セゾン資産形成の達人ファンド | 139,235円 | 193,547円 | 54,312円 | 39.0% | 13.0% |
合計 | 1,091,151円 | 1,404,626円 | 313,475円 | 28.7% | - |
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セゾン投信の本音

セゾン投信のメリット
セゾン投信は、iDeCo、iDeCoでないにかかわらず、2つのファンドのみを販売しています。
他の投資信託と比べて、この2つしかない、分かりやすい、厳選されているという点が最大のメリットです。
また、直販型とっているため、運営側との距離感が近いという点も安心材料です。
上記2点に加えて、低コストのインデックスファンドの先駆けであり、十分な実績があることが、特に投資初心者にとってはとてもおすすめできる投資信託と言えます。
セゾン投信のデメリット
運用経費
運用する前から分かっていましたが、運用経費(信託報酬や信託財産留保額)については、他のインデックスファンドなどに比べると遅れをとっています。
ファンドの中身が異なるため一概に比較はできませんが、近年の信託報酬の低コスト化を考えると運用経費が大きいと言わざるを得ません。
取扱い証券 | ファンド | 信託報酬 | 実質信託報酬 | 信託財産留保額 |
---|---|---|---|---|
SBI・楽天 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 0.506% | 0.57±0.02% | 0.1% |
SBI・楽天 | セゾン資産形成の達人ファンド | 0.583% | 1.35±0.2% | 0.1% |
SBI | SBI・全世界株式インデックス・ファンド 愛称:雪だるま | 0.0682% | 0.1102% | 無し |
楽天 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 愛称:楽天・バンガード・ファンド | 0.132% | 0.212% | 無し |
SBI | eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 0.1144%以内 | 0.1144%以内 | 無し |
簡単に、毎月3万円の積立、信託報酬が0.5%の差がある場合(利回りを仮に5.0%と4.5%)、30年間の運用をシミュレーションすると次のようになります。
毎月積立額 | 運用利回り | 将来の運用資産額 | 差額 |
---|---|---|---|
3万円 | 4.5% | 22,781,585円 | - |
3万円 | 5.0%(信託報酬が0.5%小さい場合) | 24,967,760円 | 2,186,175円 |

たった0.5%の信託報酬の差であっても、30年間運用後の差額は約218万円にもなります。
このことからも信託報酬の差は大きいと言えます。
リターン
その差をリターンでまかなえるかが論点となります。
3年間の比較しかできませんが、次のとおりです。
取扱証券 | ファンド | 6か月(%) | 1年(%) | 3年(%)(年利) |
---|---|---|---|---|
SBI・楽天 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 8.33% | 16.73% | 8.5% |
SBI・楽天 | セゾン資産形成の達人ファンド | 10.15% | 31.52% | 12.22% |
SBI | SBI・全世界株式インデックス・ファンド 愛称:雪だるま | 15.71% | 34.64% | 13.24% |
楽天 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 愛称:楽天・バンガード・ファンド | 17.12% | 36.87% | 13.72% |
SBI | eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 17.21% | 34.28% | 14.34% |
これまでの結果による判断でしかありませんが、ちょうど実質的信託報酬の差分ほどリターンの差が出てしまっており、現時点では信託報酬の差をリターンでまかなえている状態ではありません。
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今後の方針
以上のことから、これまで運用してきたセゾン投信については十分な結果を残してくれましたが、より信託報酬の低い、リターンのあまり変わらないファンドに乗り換えることとします。
次回乗り換え方法について紹介してきたいと思います。
2022年9月12日追記
乗り換え先についてこちらで紹介しました。

まとめ

- セゾン投信は2つのファンドのみ取り扱いを行っており、分かりやすい、厳選されているという点が最大のメリットであり、これまで十分な実績があることが、特に投資初心者にとってはとてもおすすめできる。
- セゾン投信は、近年の信託報酬の低コスト化を考えると運用経費が大きいと言わざるを得ない。これまでの結果だけを見ると、信託報酬の差をリターンでまかなえている状態ではない。
この記事が少しでもセゾン投信を考えている人の参考になればと思います。
気になる方は、資料請求して自分で内容も見てみるのが一番いいですね。
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まだ口座開設していない人は、まずは口座開設からしておきましょう。
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