私は、2021年に入り、4年間運用していたeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を解約し、各資産クラスのインデックス投資信託など厳選した5つに乗り換えましたので紹介します。
バランス型ファンドで運用していたけど、自分で各資産クラスの投資信託を運用しようかな、自分でポートフォリオを組んでみたい、そんな方たちに読んでいただきたい記事です。
手数料などの数値は、2021年8月10日時点、私が実際に利用しているSBI証券の数値を引用しています。
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- 本ブログの運用実績に偽りはありませんが、その他の投資に関する情報は個人的見解を含みます。投資に関する決定は自らの判断と責任お願いします。
(2022.2.9追記)現在の投資信託の運用設定ではありません。おてぴの最新の投資信託の運用設定はこちらになります。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を解約した理由
前提として、私はもともとeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)7割とニッセイ外国株式インデックスファンド3割の2本立てで運用していましたが、この度、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を乗り換え、今回のおすすめ5選にたどり着きました。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を乗り換えるに至った経緯は前回の記事で紹介させていただきましたので、興味ある方はぜひご覧ください。
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投資信託おすすめ5選で最強バランス型

結論から言うと、次のように5つの投資信託(+仮想通貨)に乗り換えました。
今回は投資信託についての記事のため、仮想通貨についての内容は省略しますが、持たざるリスクを考慮し、積立割合に含めることとしました。
乗り換え前ファンド | 変更前割合 | 資産クラス | 変更後割合 | 乗り換え後ファンド |
---|---|---|---|---|
eMAXIS Slim バランス (8資産均等型) <購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド | 38.8% | 先進国株式 | 80% | <購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド |
eMAXIS Slim バランス (8資産均等型) | 8.8% | 日本株式 | 5% | 企業価値成長小型株ファンド (愛称:眼力) |
eMAXIS Slim バランス (8資産均等型) | 8.8% | 新興国株式 | 5% | eMAXIS Slim 新興国株式インデックス |
eMAXIS Slim バランス (8資産均等型) | 8.8% | 先進国債券 | 100万円分 | eMAXIS Slim 先進国債券インデックス |
eMAXIS Slim バランス (8資産均等型) | 8.8% | 日本債券 | なし | |
eMAXIS Slim バランス (8資産均等型) | 8.8% | 新興国債券 | なし | |
eMAXIS Slim バランス (8資産均等型) | 8.8% | 先進国リート | 5% | eMAXIS Slim 先進国リートインデックス |
eMAXIS Slim バランス (8資産均等型) | 8.8% | 日本リート | なし | |
なし | 新興国リート | なし | ||
なし | 仮想通貨 | 5% | ビットコインなど |
「アメリカが最も経済成長率が高い、不景気からの復帰が早い」といった理由でS&P500などのアメリカ株式をベンチマークとする投資信託1本という方もよくいらっしゃいます。
確かにここ数年のアメリカ市場の株価上昇は素晴らしいものがありますが、いつまで続くかは誰にも分からないことです。
私の場合はリスク分散を重視しており、日本株式、新興国株式、先進国リートを含めることとしています。
投資信託おすすめ5選の概要と所感

ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 日本を除く主要先進国の株式に投資することによりMSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指す。
- 売買手数料:ノーロード
- 信託報酬:0.1023以内
- 信託財産留保額:なし
- 解約手数料:なし
これまでeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)と二本立て運用してきたうちの1本。
先進国株式は引き続きこちらを利用。複利運用の核。
One-企業価値成長小型株ファンド(愛称:眼力)
- 小型株市場の中から、利益成長による将来のROE水準やその改善に着目し、企業価値の成長が見込める銘柄を選定することにより、中長期的な値上がり益の獲得を目指す。
30~60銘柄をプロが厳選。 - 売買手数料:ノーロード
- 信託報酬:1.595%
- 信託財産留保額:0.3%
- 解約手数料:なし
おすすめ5選のうち唯一のアクティブファンド。
正直言って、国内株式市場は今後の成長に疑問が残るため、アクティブファンドを採用。
リターンが良すぎて新規の買い付けも停止してしまっているDIAM新興市場日本株ファンド※を運用している同社に期待しています。
※ DIAM新興市場日本株ファンド
主として、新興市場へ上場されている銘柄への投資を通じて、中長期的な信託財産の成長を目的として、積極的な運用を行う。
新興市場へ上場されている全銘柄の中から、新興市場基本ユニバース(時価総額、流動性、信用力を勘案した銘柄)を抽出。
新興市場基本ユニバースの銘柄の成長力、競争力、収益力、経営力、株価等を分析し、ファンダメンタルズとバリュエーションの観点からレーティングを行う。
ファンドの純資産総額が一定水準に達したため、日本新興市場の規模および流動性などを総合的に勘案し、2016年5月26日(木)以降、買付受付できない。
トータルリターン3年、5年は年率20%越えであり、設定来積立していると2倍越えの脅威の数字をたたき出している。
- 3年、5年は年率換算
6か月 | 1年 | 3年 | 5年 | 設定来 | |
---|---|---|---|---|---|
本ファンド | 2.76% | 41.23% | 20.47% | 26.75% | 2,169.92% |
カテゴリ平均 | 3.52% | 28.35% | 5.73% | 14.11% |
(2021年9月18日追記)
なんとこちら(One-企業価値成長小型株ファンド(愛称:眼力))も大人気だったのか、純資産残高が運用上限の500億円に達したため、2021年9月2日(木)以降の買付けができなくなりました。
私の場合は先にポートフォリオに必要分を購入していたため、今のところ影響がありませんが、総資産が増えた際に新規買付ができないこととなりました。
候補としては「One-厳選ジャパン」を考えていますが、銘柄数を20程度に絞っているため、少し分散投資が弱い気もします。
今後もどうすべきか模索していこうと思います。
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- 新興国の株式市場に投資することによりMSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指す。
- 売買手数料:ノーロード
- 信託報酬:0.187%以内(受益者還元型信託報酬)
- 信託財産留保額:なし
- 解約手数料:なし


新興国株式は値動きが激しいクラスに分類されるが、積立投資及びリバランスにより、長期的に見て高いリターンを目指します。
アメリカ一強の確度は高いかもしれませんが、数十年単位の投資において、中国やインドへの投資は含めるべきと判断しました。
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
- 日本を除く先進国の債券に投資することによりFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)に連動する投資成果を目指す。
- 売買手数料:ノーロード
- 信託報酬:0.154%以内(受益者還元型信託報酬)
- 信託財産留保額:なし
- 解約手数料:なし

現金を保有していることや、市場規模を考慮し、日本及び新興国の債券は投資しないこととし、先進国債券一本とする。
現金と同様に扱うようにし、割合ではなく、評価額ベースで保有する。
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国リートインデックス
- 日本を除く先進国のリートに投資することによりS&P先進国REITインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指す。
- 売買手数料:ノーロード
- 信託報酬:0.22%以内(受益者還元型信託報酬)
- 信託財産留保額:なし
- 解約手数料:なし

市場規模を考慮し、日本及び新興国のリートは投資しないこととし、先進国リート一本とする。
ミドルリスク、ミドルリターンと言われることが多いが、株式並みに値動きが激しいため、積立投資及びリバランスにより、長期的に見て高いリターンを目指します。
最強バランス型の配分ポイント

今回の選定に当たって、考慮した事項は次の3点。
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の年利3.2%に対し、ニッセイ外国株式インデックスファンドが年利8%だったことから、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)から乗り換え、利回りをアップさせる。
- 市場規模に合った資産クラスの割合にする。
- 現金や個別株を持っている場合、それらを加味した上でポートフォリオを組む。
1、2に対する解決策
日本債券、新興国債券、日本リートを投資対象から除外することで、株式の割合を上げることを狙った。
先進国債券の評価額100万円、残りの割合を5%先進国リート、90%を株式(80%先進国株式、5%日本株式、5%新興国株式)、5%を仮想通貨
日本株式と新興国株式が同じ割合となっていますが、日本株式については、高配当優待株を保有しているため、家計の資産全体のポートフォリオとしては日本株式の方が多い割合となります。
序盤でも述べましたが、「アメリカが最も経済成長率が高い、不景気からの復帰が早い」といった理由でS&P500などのアメリカ株式をベンチマークとする投資信託1本という方もよくいらっしゃいますが、私はリスク分散を重視しており、日本株式、新興国株式、先進国リートを含めることとしています。
これら3つのファンドは、リバランス要員の意味合いが強く、毎年リバランスしておけば、数年に1回高騰したときのインパクトは大きいと思います。
3に対する解決策
現金と先進国債券の合計を400万円(現金300万円、先進国債券100万円)になるようにしています。
400万円とした理由は、我が家のおよその1年間の支出額が約400万円だから。
「現金+先進国債券」を年間支出と一致させる。
現金を300万円としている理由は、単純にメインの銀行口座3つに100万円ずつ入れておくためです。
現金・債券の割合が多い方がポートフォリオとしては安定しますが、多すぎると利回りが下がってしまうため、すぐに大きなお金を使う予定がない場合や長期間の積立を考えている場合、現金・債券は必要最低限の金額とします。
残りはリスク、リターンが多少大きくなるように配分するのがおすすめです。
まとめ

- 投資信託おすすめ5選で最強バランス型は、先進国債券の定額100万円を除き、残りの投資信託の割合を5%先進国リート、90%を株式(80%先進国株式、5%日本株式、5%新興国株式)。(5%を仮想通貨)
- 現金や個別株を持っている場合、それらを加味した上でポートフォリオを組む。
- すぐに大きなお金を使う予定がない場合、現金・債券は必要最低限の金額とし、残りはリスク、リターンが多少大きくなるように配分するのがおすすめ。
我が家の資産全体のポートフォリオはまたの機会に紹介しますので、ぜひご覧ください。
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